(N4ゲートには、新しく虹色の横断幕が登場した。)
19日(水)、沖縄平和市民連絡会の高江便を運転。台風が近づく高江に向かった。毎週水曜日は、北部訓練場メインゲート前で水曜行動が行われる。
ゲート前には、カラフルでおしゃれな横断幕が増えていた。「---反対!」、「---阻止!」といった糾弾調のものではなく、訪れた人たちの心がなごむようなものがいいという、住民の会の女性たちの労作だ。いかにも高江の住民の会らしくていい。
午前中は、抗議のプラカードを持ってメインゲート前に立つ。しかし、米兵らには連絡がいっているのか、今日は、ゲートに入る米兵車両はほとんどなかった。皆でのんびりとゆんたくをしてすごした。
N4のテントで昼食をとっていると、向かいの茂みで黒い鳥が動いた。Mさんがすぐにカメラを持ってかけつける。やはり、親子のノグチゲラのようだ。Mさんや、Tさんは、写真撮影に成功したが、私が行ったときにはもう姿を隠していた。残念。それでも、県道の座り込みテントのすぐ横に、国の特別天然記念物・ノグチゲラがいるのだから、やんばるの森はすごい。
7月の工事再開まであと2週間。こんな静寂もまもなく終わる。今年は、防衛局とどのような攻防が繰り広げられるのだろうか。
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午後の会議を終え、名護への道を走っていると、同乗のSさんに高江から電話。もしや、と思ったら、やはり大西照雄さんが、つい先ほど亡くなられたという知らせだった。癌による長い闘病生活の間でも、弱音を吐くことなく、常に高江や辺野古の運動を励ましてこられた大西さん。
昨年の秋頃までは、高江に行く際には、いつも、名護の大西さんのお宅に寄り、猪肉や魚などを預かって高江に届けるのが常だった。「高江宅急便」、ご自分は体調が悪くて現地に行けなくなっても、いつも、高江の闘いを気にかけておられた。心からご冥福をお祈りしたい。
<大西さんのお宅に寄り、「高江宅急便」を預かった日々>
(2012.8.14) (2012.8.7)
(2012.7.31)
(2012.7.26)
・ブログ「大西照雄さんから猪肉の差し入れ」(2012.7.26)