8月25日(月)、午前5時半に那覇を出発、7時前に辺野古に着いた。
午前8時に「らぶ子」で汀間漁港を出港。この船は、ある大学の先生がヘリ基地反対協に提供していただいたものだ。小さいが、スピードも出て操作しやすい船だ。
辺野古の浜から来たカヌー隊と合流。フロート沿いに辺野古崎に向かうカヌー隊のサポートに入る。上の写真の正面左は、3ケ所目の設置となっている小型スパッド台船。なんと今日は、海上保安庁のゴムボート(正面右)が、フロートの中で警戒にあたっている。ここまで来ると、もう防衛局の忠実なガードマンでしかない。
辺野古崎近くに、フロートがなく、オイルフェンスだけが張られている場所がある。フロートには「立入禁止」と表示されているが、オイルフェンスにはないので、3名が中に入り、泳ぎ始めた。また、カヌーも1隻、中に入った。
中は、またすぐにフロートが設置されており、それより先には行けない。しばらくするうちに海保が集まり、泳いでいるカヌー隊メンバーらを拘束し始めた。
(カヌー隊を拘束、ゴムボートに引き上げる海保)
オイルフェンスから中に入ったということで、3名が拘束された。ところが、海保はこの3名を沖合の巡視船に連行してしまった。カヌーの一人は、無事、平和丸が救出した。しかし、海保のゴムボートが近づき、船長とカヌーを漕いでいた者を事情聴取したいという。その必要はないと、平和丸はそのまま全速で辺野古漁港に向かった。海保のゴムボートが必死に追跡、「停船せよ」と繰り返す。「らぶ子」もフルスピードで走って平和丸を応援する。結局、平和丸は無事、辺野古漁港に到着した。
カヌー隊3名が拘束されたという知らせに、シュワブ基地第1ゲート前からも大勢駆けつけ、辺野古の浜で緊急の抗議行動が開かれた。3人の解放を求めるために沖合の巡視船に抗議に行こうということとなり、山城博治さん、安次富浩さんらも乗船、巡視船に向かった。ヒロジさんがマイクを握り、付近の海保の船に怒りの抗議。さすがの海保の連中も、もうタジタジだ。
外洋のうねりの中、高速で巡視船に近づいていく。しばらくすると、大きいゴムボートに3人が乗せられ、戻ってきた。辺野古漁港の沖合で3人を引き取る。3人はケガもないようで、ほっとした。あくまでも「安全指導」だったというが、それなら現場で済むはず、沖合の巡視船まで連行して行ったのは嫌がらせでしかない。
右のゴムボートにカヌー隊のメンバーらが乗せられている。皆で抗議、山城博治さんの怒りは収まりそうにない。
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午後、シュワブの浜で米軍の水陸両用戦車の演習が始まった。12機ほどが走り回ったが、戻ってくる際には、1台が故障したのか、エンジンから真っ黒な煙が出ていた。