明日(26日・木)、那覇空港第2滑走路が開業する。年間の離着陸回数が2倍近くも増えると大きく報道されているが、自衛隊基地との併用の問題には全く触れていない。
那覇空港第2滑走路増設事業の総工事費は2074億円だった(埋立面積は辺野古とほぼ同じの160ha)。いっぽう、辺野古新基地建設事業は現時点で総工事費9300億円といわれているが、そのうちの約2割の1700億円が、陸上警備・海上警備の委託業務費である。民間警備費だけで、那覇空港第2滑走路増設事業の総工事費とほぼ同じなのだから驚く。
県は、辺野古新基地建設事業の総工事費を2兆6500億円と試算している。これでは、那覇空港第2滑走路増設事業のなんと10倍以上にもなる。こんな税金の無駄遣いを許すわけにはいかない。
(今日の琉球新報)
那覇空港第2滑走路増設事業事業の埋立承認は2014年1月9日で、辺野古新基地建設事業の埋立承認(2013年12月27日)よりも後だった。那覇空港第2滑走路がすでに完成したというのに、辺野古新基地建設事業は工事の全面変更が必要となり、まだ実施設計すらできていない。
あまりに高額の事業費、そして何時、完成するかも全く目途の立たない辺野古新基地建設事業は、ただちに中止すべきである。