チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

辺野古の埋立土砂が搬送されている琉球セメント安和桟橋の第3者への転貸の事実が確認された! 公共用財産管理規則違反であり、県はただちに同桟橋の使用中止を命じなければならない

2020年07月31日 | 沖縄日記・辺野古

 辺野古の埋立土砂は現在、本部塩川港と琉球セメント安和桟橋から海上搬送されている。それぞれ多くの問題があるが、ここでは琉球セメント安和桟橋からの土砂搬送の問題点を指摘したい。

 琉球セメント安和桟橋は、知事が沖縄県公共用財産管理規則にもとづき、特定の企業に公共の海の独占的な使用を認めたものである。許可を受けた者は占用物を自由に使用できるのではない。同規則第2条や許可条件等で、目的外使用や第3者への転貸は厳に禁止されている。

 まず、この桟橋はあくまでもセメント製造のための材料・燃料・資材等の搬送を目的としたものであり、辺野古への埋立土砂搬送のために使用することは目的外使用であり許可条件に違反している。

 また、許可を受けた琉球セメント㈱が、他社にこの桟橋を使用させることは第3者への転貸となり公共用財産管理規則第12条違反となる。従って、琉球セメント安和鉱山以外の鉱山からの土砂搬送にこの桟橋を使用することは許されない。

 沖縄平和市民連絡会は同桟橋の使用開始以後、沖縄県にこれらの問題を再三、指摘してきた。防衛局は県の照会文書に対して、「現在用いられている埋立材は安和鉱山のみから搬出されたものである」と回答している(2019.1.18)。そのため、県も我々に対して、「確認したところ、琉球セメントが所有する安和鉱山のみから搬出されていることを確認しておりますので、第3者への転貸にはあたりません」と説明してきた(2019.8.30 謝花副知事同席の場での上原土建部長の回答等)。

 ところが、ここ数日、本部町島ぐるみ会議の皆さんの調査で、琉球セメント安和鉱山以外からの土砂が安和桟橋に運ばれていることが判明した。近くの山城砕石鉱業や城砕石等から出た何台ものダンプトラックが安和桟橋に土砂を搬送していたのである(下はその一部のダンプトラック。鉱山から出た際と安和桟橋に入る際の写真が他にも何台も撮影されている)。これは、明らかに第3者への転貸となり、公共用財産管理規則違反である。

 沖縄県は琉球セメントに対して、ただちに安和桟橋の使用中止を求め、応じない場合は公共用財産使用許可を取消すべきである。

 

 

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