チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

明日(6月9日・水)は東京へ。熊野鉱山の開発をめぐる公害等調整委員会の審理傍聴と院内集会。遺骨混りの土砂を埋立てに使用させないという自治体決議採択運動を進めてきた各地の住民らが結集!

2022年06月08日 | 沖縄・南部土砂問題//遺骨問題 

 明日(6月9日・水)は久しぶりに東京に行く。糸満市「魂魄の塔」横の熊野鉱山の開発業者が、県が出した自然公園法に基づく措置命令の取り消しを求めて公害等調整委員会に不服申立てを行い、明日、第3回審理が開かれる。審理を傍聴した後、午後5時頃からは衆議院第1議員会館で院内集会も予定されている。

 県の措置命令は、事業の中止・制限を指示したものではなく、遺骨の確認と県との協議を求めたものにすぎない。それにもかかわらず公害等調整委員会に不服申立てを行ったのは、今後、南部地区からの辺野古埋立のための大量の土砂調達の妨げとなってはならないという南部の鉱山業界の意向に沿ったものであろう。

 公害等調整委員会で県の措置命令が取り消されてしまえば、今後、糸満市・八重瀬町の沖縄戦跡国定公園内の20数か所の鉱山開発の際に遺骨の確認を求めることができなくなってしまう。ガマフヤー支援者の会や平和をつくり出す宗教者ネット等の取組によって、当初は「風景とは通常、外観を指す」と言っていた委員長も、前回(3月24日)の審理では、「戦跡公園としての風景は、単なる外観ではなく、そこで悲惨な戦争が行われたという記憶と結びつくことにより、外観が持つ意味が対象となることについては、当委員会としても理解することができた」と発言するようになった。しかし、それが遺骨収集への協力を求めることがどのように結びつくのか?」という姿勢を変えていない。

 5月13日には委員らによる現地調査も行われた。一部では「和解へ調整」とも報道されるなど、事態は予断を許さない。明日の傍聴と院内集会には、遺骨混りの土砂を埋立てに使用しないことを求める自治体決議採択運動を進めてきた各地の住民らが多く集まり、今後の対応を話し合う。

 同時に院内集会では、辺野古設計変更申請不承認を巡る国と県との係争の現状について報告する予定だ。 

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