(高江・住民の会の集まりは、いつも元気な子どもたちの笑顔がいっぱい)
28日(木)の夜、高江の住民の会主催でTさん夫婦の送別会が催された。事務所横の広場にゴザを引いた屋外での宴会、テーブルには各自が持ち寄ったご馳走が並んだ。
高江の住民の会には若いカップルが多く、催しにはいつも大勢の子どもたちも集まってくるので楽しい。地域のお年寄りも参加され、見事な歌三線を披露されたが、その方も、「東村の中でも、高江ほど子どもの多いところはありません。嬉しいことです。」と喜んでおられた。これらの子どもたちのためにも、高江を取り巻くように作られるヘリ/オスプレイパッドを許せないというのが、住民の会のメンバーらの切実な思いなのだ。
Tさん夫婦の挨拶。「これまでの2年間、本当にご苦労さまでした。」と、皆で、4月からの新しい生活を祝福する。
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この日、北部訓練場のメインゲート近くで、オスプレイが長時間の訓練を続け、凄まじい騒音だったという。その様子は、目取真俊さんのブログ「海鳴りの島から」にも詳しく描かれているが、本当に腹立たしい。
3月21日、我々は、北部訓練場の中に入り、海兵隊G7部長・トルーアックス大佐から米軍発注工事の説明を受けた。その時、大佐は、「メインゲートからN4へのう回路の法面が崩れかけており、このままでは、福地ダムに赤土が流れこむ等、環境に深刻な影響を与える。4月からでもすぐに工事をさせてほしい。環境問題だということを理解してくれ」と説明した。我々は、「3月から7月までのノグチゲラ等の繁殖期に工事など論外だ。海兵隊が環境問題を言うのなら、その期間は、オスプレイの飛来も中止せよ!」と要求したが、大佐は聞く耳を持たなかった。
目取真さんも書かれているが、アメリカでは、このような稀少生物の生存を脅かす訓練は絶対に行われないだろう。新規のヘリ/オスプレイパッドの建設を阻止するだけではなく、北部訓練場でのオスプレイの訓練そのものを中止させる取組を探りたい。