なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

ワールドカップ

2014年06月27日 | 
が終わっちゃいました。自分としては、応援してた国がどっちも1次リーグ敗退決定ということで、もうどーでもよくなった、わけです。

 にしても、日本。サッカーのことなんかまったく分からないのに、どうしても、なぜこうなっちゃったんだろう、ということをついつい考えてしまう。

 4年間が間違ってた、というのは違うと思うんですよ。日本については、点が取れない、決定力不足とか何とか言われてて、それが4年間で全く言われなくなったでしょ。前回の時は確か、取れた点は全部フリーキックからじゃなかったっけ?つまり、試合の中でシュート!してゴール!!!という取り方は全くできてなかった。今回は、とにもかくにも試合の中で2点取ってるんだから。どっちも、取るべき人がその人らしい取り方をしてたと思うし。これは、今までの日本ではあまりなかったことじゃないかな。

 ザックさんの思惑外れはなにか。これねえ、簡単に言っちゃうと、4年は長いよなあ、という事かなあ、と。特に海外組。中心になってて、なるべきでもある人達が、海外クラブに移籍して、結果大きく2つに分かれてしまった。ケガ組&競争に負けた組。主将たる長谷部君が直前まで動けるかどーかもわからん、みたいな事になるとは。これでは、まとめられないでしょう。あと、香川君と本田君。二人ともビッグクラブに移籍して、うまくいかなくて悩み抜くことになってしまった。お二人とも基本的には真面目な人そうで、だから、相当深刻に考えてるんじゃないかと思う。そのさなかにW杯が来ちゃった。なけなしの自信を喪ってしまって、今までの発言録だけが取り沙汰される、これは大変だったんじゃないかな。

 一方の国内組。一番大きかったのは、ガンバ大阪が1年間J2に落っこちたこと。これで、今野君ややっとさんの判断力のキレが物凄く減衰したような気がする。これはですね、コンフェデ杯でかなり強く思ったことなんですが。

 スポーツの一流選手って、やっぱり、ちょっとうぬぼれてません?くらいの自信をもってナンボ、というところがあると思う。日本の選手の皆さんは、全体的に「ここがダメ、あれがダメ」から思考を始めている所があるように思うが、もう少し、ご自分の価値を認めて「ダメだから練習して」という思考方法を変えていった方がいいんじゃないか?ザックさんのおっしゃる「メンタル」って、そこじゃないかと思うんだけど。で、そういう自信を回りがけなさないこと。日本人て「ダメだから頑張ります」ってお話が大好きですけど、これ、気持ち悪いです。

 あとね、スペイン代表がぼこられて感じたこと。パスサッカーって、ピッチがちゃんとしてないと通用しないんですよ。コロンビア戦で日本が戦い方を変えたのは間違ってないんじゃないかと。だって、スタジアムのピッチ、ボロボロでしたもん。あれじゃあ、パスがイレギュラーになってミスだらけになっちゃうものね。だけど、そうやって戦術をちょっと変えると、誰もついてこれなくなっちゃう。

 スペインを粉砕したオランダは5バックを取ってたらしい。5バック制、ザックさんは何回も試合で試してましたけど、そのたびに選手の皆さんは大混乱に陥ってましたよね。で、結局ザックさんは使うのを諦めちゃった。5バックにすると何がどう変わるのか、はさっぱり分からないけど、どうして誰もついて来れないんだ?という疑問は感じていた。でも、オランダの選手はホイホイ適応していたわけでしょ。これはどうなんでしょうか?

 そうなると、「個の力」って結局なんなんだろう?となる。卓越した技術だのなんだのをどう使うか、っていう「フレキシビリティー」なのかなあ?だって、皆さんめちゃ巧いもの。そこに自信持たないでどうします??

 でもねえ、今回はヨーロッパ勢もダメダメ状態で、これはもしかするとアジア勢よりか深刻なんじゃないかと思うんですよ。ヨーロッパのクラブリーグ戦は極めてハイレベルなのに、そこにいるのが自国の選手じゃない、からでしょうけど。金にあかせて中南米の選手を買い漁った結果、と言えなくもない。これも皮肉な話ではある・・・・・・。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする