なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

ひきこもらー

2019年06月05日 | 

って呼んだ方がいいんじゃないかな。

 ということで、ひきこもらー。自分が男だったら、絶対にそうなってた、と自信もって言えちゃいますねえ。しんどかったな、子供時代は。とにかく戻りたくない。
 

 農水省の元官僚が自分の息子をぶっ殺したことについて、その男に同情的な意見が多くてびっくりしている。衝撃、といってもいい。殺人犯だぞ、それも人の人生を勝手に始末しちゃったんだぞ。自分の子供だというのに。それが「しょうがない」とは、なんだ??
 

 大体こんなことだろうという察しはつく。この人、出世したわけでしょ、官僚で出世ということはだ、家なんか帰らずに仕事ばかりです。ので、奥さんというのは、ワンオペで子供を育てて、家事をやる。自分の子供をちゃんと見た事なんか、なかったんじゃないかね、この人。こうなると、母親ってのは、特に息子にはべったりこんになる。気持ち悪いけど、そうなっちゃうらしい。で、自慢できるのは学歴だから勉強せい、となるんでしょうね。

 男の子ってけなげだなあと思うんだけど、小さい頃は母親のそういう圧力に対してせっせせっせと応えちゃいます。やってられなくなってくるのは中坊の頃。当たり前ですけど。その頃家庭内暴力が出た、のは当然で、そうでもしないと母親との距離が取れなかったんでしょう。

 その時に、なんで、このおとーさん、仕事なんか放り出して子供と向き合わなかったんかね。仕事なんぞより、子供の方が大事でしょうが。もっと言えば、子供よりか自分の妻が大事じゃないの?体張ってでも、本気で子供をやりあうべきだったのだ。けど、きっと、その時、仕事に逃げちゃったんじゃない?または「お前の育て方が悪い」とかさ。どこまでも本気じゃなくて、だから、相談もできないし、しようともしない。恥さらしだ、となるわけでしょ。恥程度、どってことない、にならないんだろう。官僚なんてそんなもんさ。
 

 この男が起こしたことって、せんじ詰めれば「子供よりか、世間と自分が大事」ってことだからね。同情する余地が、どこにあるというのだ?

 親の資格なし。

 で、こんな親を量産してて、今も全く同じような労働環境しか提示できてない各省庁。どこが「働き方改革」だってのよ。

 こういう連中は、周囲からは「エライセンセイです」なんてやられる。だもんで、ますます相談できなくなる。持ち上げられたくなけりゃ、名刺を使って自己紹介しないことです。

 農水省というのは獣医のボスだから、辛辣になりますけどね。ボスがこれじゃあどうにもなりませんよ。あんたの息子さんは家畜じゃない。殺す権利なんぞない、はずなんだよ。ということを、誰も言わない。なぜだ?こんな話、そこら中に転がってる。難しくもなんともない。散々繰り返されてる、あちこちで。本気で何とかしないと、また、どこかで同じことが起こる。行政はどうしたいんですか?自分とこの足元でこんな事件が起きてる、予備軍だってわらわらいるんじゃない?どうにかしたい、というやる気が見えないんですよ。

コメント
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