なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

乗馬

2014年11月09日 | 
の講習会へ。疲れた。

 色々考えることはある。これはあくまで私見ではあるのだが。

 以前から、乗馬に携わってる人間って、どうしてこう「アスリート」からかけ離れているのだろうと思っていた。例えば、乗馬やっててタバコ吸ってる奴、山ほどいるんです。指導員やってる人間ですらそう。凄い話だけど、くわえ煙草でレッスンつけられた事もあるし(乗馬クラブアーク・ホースアカデミーヒロ)、くわえ煙草で馬に乗ったり調馬索をかけてるのをのを見たこともある(AKホースガーデン)。指導員がこの体たらくだもん、教わる気が蒸発しますわね。

 じゃあ、生徒はどうか?

 今回の講習会では、とにかく体幹というか、体の中心を認識して乗ろう、というような話が中心だったと思う。まあ、それはいい。その通りです。
 けど、実践できる人がいない。なぜか?

 こういう講習会に参加するたび、あーあと思う事。例えば、生徒皆で移動中にエスカレーターと階段があるとする。全員がエスカレーターを使うんだよ。自分はまず階段しか使わないことにしているのだが。
 毎回、こんな話を聞かされる。「私は体が硬くて~~」。しかし、体を柔らかくするために何か実践している、という話は聞いたことがない。
 「馬にやさしい乗り方をしたい」って言う。そのために講習を受ける、のはいいけど、それでおしまい。自分で工夫して何かをやってみた、という話はトンと聞かない。

 あれかね、金払ってちょこっと馬に乗って教わって、話を聞いて感心して、で、上達した気になって、という事かな。著名な講師に教わった、という箔もつくし。

 今回の講習でいえば、体幹っていうけど、肝心の「体幹を作るための筋肉」がうどんみたいに細くちゃあどうにもならないでしょ。

 長友君並に鍛えろ、とは言わないけど、せめて階段くらい登ったって損はしないでしょうが。

 観ていて、とにかく基本的な筋力がないから姿勢を支え続けられないんだな、ということが分かるので、イライラするわけです。

 いくら講師の先生が声をからしても、基本的な筋力不足では、言われたことを何一つ具現化できないんですけどねえ。

 横着なんだよなあ。要するに。金やヒマを使う、というのは一番簡単ですもんね。自分を変える、のは一番メンドクサイものね。

 馬にやさしくしたけりゃ、自分に厳しくなりなさいよ。

 そんな事を考えちゃって、他の生徒のレッスンを見ているのがひたすら苦痛だった。受身では、なーんにも身につかないんですよ。そうなると、講習会の場にいること自体が嫌になる、というか、金と時間の無駄だ、と感じちゃうわけ。どうしたもんですかねえ? 

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