なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

ふるさと納税

2007年06月12日 | 
って、納得できないな。こーんな安直な話、聞いた事がない。
 税金って「気分」で払うものじゃないでしょうが。ふるさとがそんなに大事なら、さっさとそこに帰ればいいのだ。
 過疎でげっそりしてる地域に金だけ集まったらどうなる?今の社会保険庁みたいになる。決まってんじゃないか!!その金がどう使われるのか、納税者が監視できないんだもの。勝手気ままにザブザブ税金使われて、挙句の果てに今の夕張みたいになったらどうする?そういう所がゴマンと増えて、日本は過疎地に食い殺されるぞ。
 歴史の番組とか見てると、人間は「移住する生き物」だなあ、と思う。どんなに繁栄してしていたとしても、そこに魅力がなくなれば、人は消えちゃって廃墟が残る。発掘される遺跡ってほぼ全部そのなれの果てでしょ。過疎地は、要するに魅力がないんだ。その土地の魅力を下の世代に伝えられなかったのは、上の世代の責任。その結果、過疎地になってヒイヒイいったところで、それはテメエが招いたこと、しょうがないんですよ。
 過疎地をぶっ潰せば、人の住処がもっとコンパクトになるだろう。交通機関も一々整備しなくて済むし、自然との住み分けもしやすいし、今流行の環境とやらにもいいじゃない。「なつかしの古里がどうこう」なんてのは、ただのノスタルジー。こんなことに金をつぎ込んでいられるか!!ってどーして誰も考えないんだ?結局、税金を「払ってる」感覚が欠落してるから、気分に流されちゃうんだろうな。月給取りの皆様は、給金から税金が天引きされて、面倒な申告も会社任せだもんね。だからぼーっと呑気でいられるんだろうな。

 自営業のあっしは、税金を一々「払ってちょ、払ってちょ」と毎月のようにやられてるから(しかもがっぽり持ってかれる。月割りなんて優しいことはないんですよ)こういう気分の納税だけは断じて許しがたいんですよ。
 それでもそういうことをやって地方に貢献したい、んであれば、行政自治体に対する寄付金控除を創設する、それは基準を通常より緩くして、手軽に寄付ができるようにする、とか。寄付金なら、使い道を限定することも可能だ(そういう決まりにしてくれればね)。毎年の寄付金額が読めないから、行政は緊張する。で、使い方も緊張して使うでしょ。

 かつて、小渕内閣がばら撒いた地方へのお金(だったっけ?)、もらったはいいけど使い道を思いつかん、結局宝くじ購入代金にしちゃった自治体があったっけ。そんな風に使われちゃうかもしれないんですぜ、それでもいいのか?

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