ゴーギャン展
東京国立近代美術館で9月23日まで ポール・ゴーギャン(1848-1903)の絵をみることができます。
こんな小さい送迎バス
しょっちゅう出ているわけじゃないし東京駅まで連れて行かれちゃうから地下鉄で・・・
またまたぎりぎりで行ってきました。国内の美術館にある作品も多く来ていましたが、いちばんみたかったのはこちらの作品・・・
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこに行くのか」
今みなかったらマサチューセッツ州のボストン美術館まで行かないとみられないかもしれません。だ・か・ら・・・
健康状態も経済状態も最悪だった1897年長女の死を伝える知らせが届き絶望したゴーギャンは自殺を考えます。でもその前に大作を遺言として残そうと考え、1ヶ月で描き上げた作品。右端の赤ちゃんから左端の黒い老人まで物語のように展開しています。
この作品の前では止まらずに進まなくてはいけません。よくみたかったらロープの後ろに回ります。止まらずに進んでいる方たちの頭越しならじっくりみることができます。
もうすぐ終わってしまいます。竹橋駅の改札を出たところで当日券の販売もしていました。
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ルネ・マグリット 「大家族」
絵に興味を持ったのはたぶんこの作品からだったと思います。
絵を描く友人がいましたが、展覧会に行く、行かないの話の時に、「あなたたち見てもわからないでしょ?」と言われ、そっか、わからないか~。で、とんとご縁がありませんでした。
その後、といってもだいぶ経ってから仕事仲間の絵描きのお姉さま(絵じゃ食べられないからと派遣の仕事をしていました。)に誘われていったのが、ルネ・マグリット
入り口にどーんとあったのがこの作品。
帰りにお食事しながら、わぁ~とかすごいとかきれいとか思った?と聞かれ、思った思ったっ!
それでいいのよ。描いた人じゃないんだからさぁ、深くはわかんないよ~ってなことを言われ、そっなんだ。わかんなくていいんだ。と・・・
それに5時間目美術の先生も同じようなことをおっしゃいます。何か感じればいい。心が豊かになればそれでいい。と。本物をみてくださいともおっしゃいます。
だから あれもこれも・・・は、わからないので これっ!というのをみつけてみにいきます。
そしてちっとはいい人になって帰ってきます。
美術館で・・・
お気に入りの絵の前で悦に入っていたら、前にいた若いきれいなお嬢さんが消えました、と同時にドスンッと・・・
お嬢さんの前にいたじいさんが振り向いて私らに 何したっ! と。
この場合倒れたのが私らばあさんだったら、倒れたばあさんに、じいさんは 何してんだっ! と言ったんだろうな~。何もないところでうっかりつまずきますから。
お嬢さんはおそらく貧血ではと、係りの方にささえられておイスに座り様子見。。。
それにしても、何したっ!には
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思わず何かした?と顔を見合わせちゃいましたよ。まさか美術館で前の方に ひざカックンするような人いないでしょ?
じいさんは普段そういう生活をしているのよきっと・・・と勝手に思って後にしました。