本・宮田珠己 「スットコランド日記」

2011-07-16 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
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          スットコランド日記

 作品の紹介
いつだって前向きに後ろ向き!人気エンタメ・ノンフィクション作家が綴る脱力日常記。「Google ブック検索」より

 崖の上にある今住んでいるマンションから薄目で見るとスコットランドに見えるそう。だから仮にスットコランドと呼ぶことにしたらしい。です。どうやら東京の多摩地区みたいです。

タマキングの日記 WEB本の雑誌に連載していた日記を単行本化したものです。家族のこともたくさん書かれていて、タマキングの奥様はさすがにタマキングの奥様と言う感じで、娘さんはどうやらとても面白そうです。

作家の日常・・・面白いことがポンポン浮かんで文字にしているのかと思っていたけれど、案外苦労しているのだ!それにまじめ。

2008年12月30日の日記には 「日本中の屋根に太陽光発電機を取り付け、すべての高速道路に振動発電機を取り付け、その他潮汐発電でも、地熱発電でも、小水力発電でも何でもどんどん取り付けて、そこに雇用をうみだせばいいじゃないか。きっとみんなそう思っているはずなのに、それを邪魔しているのはいったい誰なんだ。原発星人か。」 

テレビでどこかのスタジアムだったか忘れたけれど、ジャンプして発電する方法を見たときに・・・あ!これ、いいじゃないっ!
あちこち人の集まる場所、学校や電車、なんかの集会・・・始まる前にいっせいにジャンプして、本日の発電の一部とします!ってのもありなのかな~なんて思ったのですが・・・スポーツクラブでただエアロバイクを漕ぐ!なんなら発電しちゃえばぁ~ 

そして、たぶん恵方巻のことだと思うけれど・・・2月2日の日記には 「節分になると太巻きを太陽に向かってがぶりつくとかなんとか。関西の習慣だというが、関西に生まれ、22歳まで住んでいた私はそんな話、聞いたことがない。とてもうそくさい。きっと何者かが仕組んだ罠だ。」

これ、ホント!スーパーの品出しパート時代に方位を聞かれ さぁ?何するんですかぁ~? って時に 恵方巻やっ!知らんのかい! に、やっぱり大学進学時に東京に出てきていた関西出身の奥さんが 知らんっ! と、言っていたのを思い出した。読んでいて笑えた、そしてためになった。

続編は「深煎り」です。

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