



「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」「叶えてくれると思うで。何でも」やり場のない心を抱えた子供たちが始めた、ヤドカリを神様に見立てるささやかな儀式。やがてねじれた祈りは大人たちに、そして少年たち自身に、不穏なハサミを振り上げる―やさしくも哀しい祈りが胸を衝く、俊英の最新長篇小説。「Google ブック検索」より

ヤドカリをあぶってヤドカミ様・・・あのお手紙はこの子に違いないって、わかるように書かれていたのかしら・・・
海でブラックホールでのシーンは子供らしくて楽しそうだったけれど、子供だって恨みたくなることがあるのよね。小学生ですからね、もう少し子供でいさせてあげてもよかったような・・・お母さんっ!
事情のあるおじいちゃんはなんか健気。
いつ盛り上がるのかな?って読んでいたけれど・・・車に飛び出した辺りまで淡々と来たような気がした。そこで、あっ!と思ったけれど・・・終章でほっとした。
「向日葵の咲かない夏」で、この人ってちょっと・・・? 「カササギたちの四季」で、こういうのも書くのね。この3冊目は直木賞をとった作品。
