内容(「BOOK」データベースより)
山梨の裕福な菓子商の末っ子として生まれた万亀は児童文芸誌「赤い鳥」を愛読する少女だった。勉強がよく出来た万亀は、女専に進み東京の華やかな生活を知るも、相馬に行き教師となるのだが―。進学、就職、結婚のたびに幾度も厳しい現実の波に翻弄されながらも、いつも彼女のそばには大好きな本があった。大正から昭和にかけての激動の時代、常に前向きに夢を持ち続けたひとりの女性の物語。
読書備忘録
林さんのお母様のお話
ドラマになりそう・・・って見てみたら、とっくにドラマ化されていたんですね。
本屋を開く前、神田に本を仕入れに行った帰り新宿から列車に乗り込むところで終わっている。
その後林さんが生まれるのね。だとすると残念なことに赤ちゃんの時に亡くなられてしまっているお兄さんがいた・・・
林さんは、このお母さんの子・・・なるべくして作家になったのだ。
「万亀ははるか昔、少女だった頃、本を書く人にないたいと願ったことを思い出した。」
結婚して高尾に住んでいた頃たまたま人材派遣で法〇大学を建設していた現場の事務をしていたときに、同級生ではないけれど、林さんのことをよく知っているというお家が近所の人と一緒だった。
たぶん、あまり好きではなかったようで、実家はぼろんぼろんの本屋だと言っていた。
林さんのブログによくいくけれど、山梨のお母様のところに行っていることが書かれている。
新宿からすぐとは言え、お忙しいのにね。時間を作って行っているのですね。
これを読んでから、その記事を目にすると、万亀のことを思う。