

早々に進学先も決まった中学三年の二月、ひょんなことからヨーロッパの古城のデッサンを拾った尾垣真。やがて絵の中にアバター(分身)を描きこむことで、自分もその世界に入りこめることを突き止める。友だちの少ない真は、同じくハブられ女子で美術部員の珠美にアバターを依頼、ともに冒険するうち、パクさんという大人と出会い、塔の中にひとりの少女が閉じこめられていることを発見する。それが十年前のとある失踪事件に関連していることを知った三人は、ある計画を立てる…。「今」を引き受けて必死に生きるすべての人へ―心にしみこむ祈りの物語。








中高生が夏休みに読んだら楽しそうな本だね!と、読んでいた。
「絵のなかに入るってことは、作者の魂のなかに入るってことだよ」
生きている絵・・・昔、テレビに入っちゃうってマンガがあったなぁ~・・・
勢い、面白いっ!と読んでいたけれど、最後は・・・もっと壮大な景色が広がるのかと思いきや・・・
絵の中に少女伊音はいたけれど・・・伊音の話より・・・城田は強かった・・・幸せの足ががりがついたみたいで安心した。
