内容紹介
十文字扉、職業電球交換士。節電が叫ばれLEDライトへの交換が進む昨今、仕事は多くない。それでも電球にこだわる人の求めに応じて電球を交換し生計を立てている。人々の未来を明るく灯す……はずなのに、いく先々でなぜか巻き込まれるやっかいごとの数々。自分そっくりの男が巷で電球を交換してる? 最近俺を尾行してる黒い影はなんだ? 謎と愉快が絶妙にブレンドされた魅惑の連作集!
読書備忘録
不思議なお仕事 電球交換士
の
不思議なお話
こんなこと言っている人がいました。
「出口がない方が私は好きです。はっきり云って、出口なんて必要ないです。いつまでも同じところをぐるぐるまわっているのが人間なんだから、決して前に進むことなんてできません。そう悟ったら、ものすごく楽になりました」
本物か偽者か?レプリカが本物で・・・そういわれると本物に見えてくる?
全く見分けがつかないのなら、もう本物?本物の偽者とでも言う?
裸電球の常夜灯を北極星と呼ぶ。
このお話好き。
死なないってのもいやだし、同じ者が2つってもいやだし・・・