

「これからは竹林の時代であるな!」閃いた登美彦氏は、京都の西、桂へと向かった。実家で竹林を所有する職場の先輩、鍵屋さんを訪ねるのだ。荒れはてた竹林の手入れを取っ掛かりに、目指すは竹林成金!MBC(モリミ・バンブー・カンパニー)のカリスマ経営者となり、自家用セグウェイで琵琶湖を一周…。はてしなく拡がる妄想を、著者独特の文体で綴った一冊。








エッセイかと思ったら、え?お話し? かと思えばエッセイ?ややこしい、いったいなんなんだ!ととっても楽しかった。
歯ごたえのあるケーキが進化していく。
不思議な人物が歩いていると興奮して言うから、固唾を呑んで四条通りを見守っていたら・・・真っ赤な着物を着て、真っ赤な長い髪の鬘をかぶり、眼鏡をかけ、たいへんゆっくり歩いていた、小さな手押し車のようなものに紐をつけて、ころころ引っ張っていたその車には市松人形が乗っていた・・・京都という町は不思議っていうから行ってると、そんなことには出くわさない。
でもそんな姿で小粋にステップを踏んでいるっていうのは・・・
こういうところが好き。
そうそうこの前京都に行ったときに大原に行く予定をやめたのだけれど、なぜ大原に行こうと思ったのかを思い出した。
このわらべ地蔵をみたかったのだ。
森見作品を読むと京都に行きたくなる。
そんなに不思議なことはきっと起こらないし、見えないと思うけれど・・・
で、竹は百年に一度、花をつけると言われていて、花といっても、薔薇やチューリップのように派手な花ではない。地味なわさわさしたもので、開花した竹は枯死する。と・・・
桂には何度も行っている。
京都の旅で電車で通っただけだけれど、あまり変わっていなかった。今でもトコトコ歩いて友人の家には行けると思う。もうそこにはいないけれど・・・
