内容紹介
新たな代表作の誕生! 20年ぶりの書き下ろし
あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。この数奇なる愛の軌跡よ! さまよえる魂の物語は、戦慄と落涙、衝撃のラストへ。
読書備忘録
ずいぶん近くで生まれ変わっていた琉璃
瑠璃も玻璃も照らせば光る、から・・・
「不死身じゃないよ。死ぬのは死ぬ。でも死に方が人とは違う。あたしは月のように死ぬから」
チロッと舌を出す。それそれ!
どうしても逢いたかったのよね。
ずっと待っていたんだ・・・
おー・・・と感動しちゃったわ。
亡くなる人に名前を書いた石ころを握らせた。
どこかで、同じ名前の書いてある石ころを握った赤ちゃんが誕生したら、その人の生まれ変わりだからと・・・
って話を子供のころ誰かに聞いたことがある。
すっかりぽっかり忘れていたのを思い出した。
そんなことあるわけない!と今は思うけれど、私の時にはしてもらおうと思って読み終えた。
ってことを思ってしまうようなお話だった。
そんな単純なお話ではないのだけれど・・・
しっかり読んでいないと、えっとー・・・?となり、何度か読み返した。
★★★★☆