

君臨する男。寵愛される女たち。文豪が築き上げた理想の“家族帝国”と、そこで繰り広げられる妖しい四角関係―日本文学史上もっとも貪欲で危険な文豪・谷崎潤一郎。人間の深淵を見つめ続ける桐野夏生が、燃えさかる作家の「業」に焦点をあて、新たな小説へと昇華させる。








細雪の次女の幸子のモデルといわれる妻の松子、その妹で三女の雪子のモデルといわれる重子
その重子がお話しています。
甥が重子の養子となって、その妻の千萬子・・・この千萬子は「瘋癲老人日記」颯子のモデルといわれる、渡辺千萬子。
「谷崎潤一郎=渡辺千萬子往復書簡」なるものがあると知って、へー・・・
読んでみたいような、そうでもないような・・・
複雑!
谷崎潤一郎は読んだかもしれないし、読まなかったもしれないし、映画でみたかもしれないし、みなかったかもしれない・・・
作品と作家を点で結べ!それはできるかもしれないけれど、よく知らない。
この本を読んだからと言って、作品を読んでみようとは思わなかった。
〇〇ジ〇〇だな!と呟く私に・・・確かにね、すごい作家なんだけどなー・・・
そんなことは知っている。昔の人はね・・・
★★★☆☆
