内容(「BOOK」データベースより)
同情は美しい? それとも卑しい?
優しくたって、美人だって、幸せになるのは一苦労。第6回大江健三郎賞受賞作。中編2作収録。
「許せないなら別れる」――恋人の隆大が求職中の元彼女・アキヨを居候させると言い出した。愛しているのは私だけと彼は言うけれど、奇妙な三角関係の中で悩む樹理絵。これもすべて彼の優しさゆえ、と思ってみたり、帰国子女同士の彼と元彼女の間には日本とは違う習慣があるのかも、と自分も「アメリカナイズ」を目指してみたり。「就職が見つかるまでごめんね」と悪びれない元彼女のアキヨや優柔不断の彼氏に、ついに我慢しきれなくなった樹理絵がとった「最終手段」とは?
綿矢節ともいえるキュートで黒いユーモアと、週刊誌連載中から痛快なラストが話題を呼んだ、笑えて切ない恋愛小説。
併録の「亜美ちゃんは美人」は、美人の親友が隣にいるせいで、いつも〝二番〟に甘んじるしかない女子の複雑感情に、「あるある! 」と思わず頷いてしまう傑作。著者の観察眼が光る恋愛小説。読後は女子会が盛り上がること請け合いです
読書備忘録
かわいそうだね?
何言ってんだろうね、隆大は・・・アキヨもそうだ!
アキヨみたいな子は大嫌い。不倫ってこういう子がするんだろうね。
おい!樹理絵っ!って読んでいたら、やりましたね。関西弁で!いいよいいよ!
だがしかし、お部屋に残されたのは樹理絵・・・あのアキヨまで隆大と一緒に出て行っちゃって。
アキヨの荷物ゴミ袋に入れてしまえばよかったのに、もー・・・
亜美ちゃんは美人
よくあるはなしだけれど、やだ、亜美ちゃん!入れ墨?タトゥか!
そりゃぁご両親はがっかりだわ。
ぽやーんと夫婦でいるのだろうか???
なんか、さかきちゃん次第のような気がする。
おもしろかった~・・・
★★★★★