熊野本宮大社をあとにして、
次は熊野速玉大社へ。
車中からは崖崩れの跡も見れます。
数年前の台風の爪後が、あちこちに残されていて
どれほどの台風だったかが、想像できました。
朱塗りの美しい
熊野速玉大社に到着。
ここは石段もなく、本当によかった!
御祭神は、熊野速玉大神(いざなぎのみこと)・
熊野夫須美大神(いざなみのみこと)を主神に、
十二柱の神々を祀り新宮十二社大権現となっています。
神門には全国熊野神社 総本宮と書かれています。
ここにも皇室の菊の御紋章。
新緑に美しく浮かび上がる
朱塗りの社殿。
熊野は、過去・現世・来世にわたって
お救いくださる神々のいらっしゃる聖地だそうです。
再びバスに乗り、大門坂へ
大門坂は、那智大社への参道で、
ここが熊野古道の定番スポットです。
熊野は、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として
ユネスコの世界遺産(文化遺産)として登録されています。
どのパンフレットにも必ず載っている
大門坂の石畳です。
苔むした石段と杉木立で、
空気もひんやりと気持ちはいいのですが
石畳で、歩きづらいし、これがなかなか辛い。
でも杖があってよかった、使いづらいって人もいたけれど
私は、少し楽になった感じがしました。
夫婦杉から少し歩くと、多富気王子(たふけおうじ)が見えてきました。
王子と聞くと、白馬にのった王子様のイメージですが、
王子とは、参詣途上で儀礼を行う場所で
熊野の中辺路(なかへち)には、そんな王子が多数あることから
九十九王子(くじゅうくおうじ)と呼ばれています。
この大門坂は、熊野那智大社へと続いていますが
私たちは、途中までいいところだけ歩いて
バスで那智の瀧へと向かいます(さすがツアー)。
熊野古道はいかがですか~
まだまだ少し元気が残る私たち…
添乗員からここまでは序の口です。
歩く練習ですよって、言われて青くなる私でした。
次回は、那智の瀧~那智大社へ