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小さなしあわせさがして…

イマドキの乳がん化学療法と支持療法の勉強会

2014年02月23日 | 乳がん

22日の土曜日は、私が入会している患者会の

VOL-Netのテーマ勉強会がありました。

でもその前に、やはりランチから(笑)

11時20分に神田駅に集合したのは

患者会仲間の、ぴろんぱさん・ちゃーさんと、

がん友のsakoさん・ぽんこさんと、

初めましてのマイミクのモフさんの6人でした。

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ランチは、ぴろんぱさんがチョイスしてくれた

カジュアルフレンチのBROOK  KITCHENです。

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サラダ&スープ

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これはストロガノフです。

歯の治療中なので、牛肉の柔らかさが嬉しく美味しい。

食事をしながら、それぞれの乳がん病歴紹介をしました。

同病ということで、すぐに仲良くなれちゃうんですよね。

乳がん話で盛り上がります(笑)

ランチの後は、sakoさん、ぽんこさんとはここでお別れして

4人で勉強会の会場へ、迷いながらも無事到着。

         

                          

この日のテーマ勉強会は、

誰も教えてくれなかった!?イマドキの乳がん化学療法と支持療法。

講師は、今話題の日本医科大学武蔵小杉病院の

腫瘍内科の教授である勝俣範之先生です。

以前から勝俣先生のブログを読んでいましたし

お話が聴けると、楽しみにしていました。

腫瘍内科医とは、がんのコーディネーターのようなもので

日本では30年ほど遅れをとっているとか。

海外ではがんになると、先ずは腫瘍内科医が診察し

外科の手術となりますが

日本では、ほとんどがいきなり乳腺外科にかかり手術、

その後の治療も外科医がするというスタイルですね。

乳がんの手術の生存率は、あまり外科医の腕には関係なくて

綺麗な手術ができるかが大切なんだそうです。

その後の治療は、腫瘍内科医にお任せするというのが理想。

前置きはここまでで、本日のメニューは、

1.乳がんの抗がん剤治療の実際

2.抗がん剤の副作用対策

3.抗がん剤Q&A

4.治療を受ける際に大切なこと

        

                    

抗がん剤は、戦時中に使われていた毒ガスから作られた歴史があります。

抗がん剤と聞くと、一般的には副作用が強い、脱毛、吐き気と

いいイメージは湧いてきませんが、2000年代になると

副作用も脱毛もない分子標的治療薬(ハ―セプチンなど)も出てきました。

ホルモン治療も抗がん治療の一種です。

この抗がん剤をいかに上手に使いこなすかが

オンコロジスト(腫瘍内科医)の腕の見せ所だそうです。

  ・むやみに化学療法の投与量は減らさない。

  ・副作用に対しては、最大限の対策をして、

     患者の生活のクォリティの質を保つ

  ・無駄な入院治療をしない。

     固形のがんならば100%通院治療が可能

白血球の中身である好中球が500以下になっても

体調が酷く悪くなければ、減量もしない方がいいし

G-CSF(白血球を増やす薬)は使わない方がよい。

お金もかかるし、ある意味過剰医療にもなる。

白血球の低い時こそ、悪い病原菌が一杯の病院は

行かない方が懸命です。

後は、吐き気が一番の心配ごとですよね。

  ・吐き気止めはしっかり使う。

  ・吐き気のある時は、無理して食べる必要はなく、

     脱水しないように水分をうまく取ること。

  ・味付けの工夫。

  ・入院しているよりも外来で治療する方が吐き気も少ない。

  ・リラクゼーション・ヨガ・運動は多少効果がある。

抗がん剤Q&A

抗がん剤の副作用と効果は相関性がない。

玄米や菜食主義が、がんに治療効果があるかは科学的根拠なし。

血液のがん以外は、生ものも食べてもよい。

免疫療法など高額な治療は、詐欺の可能性もあるので注意すること。

怪しい検査や、健康食品など商業ベースにはのらないこと。

進行・再発がんとうまく付き合うには、

生活の質を大切にしながら、治療とうまく付き合っていく。

ひとりで闘わない、味方をつくる。

医療者(医師・看護師・薬剤師・相談員)を味方につける。

患者仲間を作ったり、患者会や院内外サロンも利用する。

わがままな患者位でよいそうですが

それを受け止めて下さるドクターが少ないのが実情。

それと勝俣先生のような腫瘍内科のドクターが

日本にはまだまだ少ないと言うこと。

これからは、もっと増えてがん患者の味方になってくれるといいですね。

その他、為になるお話が満載でした。

勉強会の内容は、なにぶん乳がん初級者が書いていますので

間違いがあったら、ごめんなさい。

        

                   

 

勉強会の後は、夕方からは懇親会もあり、

4人とも申し込んだので、Farm kitchen 然ーZENー大手町店へ。

食べたり飲んだり喋ったり…

途中からは、勝俣先生と同じテーブルになり

一緒に写真に収まってくださったり、オフレコのお話を伺ったりと

ドクターとこんなにお話しできるチャンスも

なかなかないので嬉しかったですよ。

思った通りの、優しくて素晴らしい☆ドクターでした。

マイミクのモフさんとは、この日初めてお会いしましたが

懇親会までご一緒してくれて、すっかり仲良しに。

5月の勉強会でお会いすることを約束して解散となりました

  

コメント (20)
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