漸く、盆休みになった。この所、暑い日が続いていたので、ブナ林で少し涼んでから親の顔を見に行くことにした。朝8時過ぎに一人、車に乗り貴重なガソリンで燃料タンクを満たしてから高速を走る。
中国道は特に通行量が多いわけでもなく、いつも通り。2時間ほどで、公園の入り口の駐車場に着く。籠にデジカメ、お茶、タオルを放り込み出発。周りをチラチラ見ながら公園へ向けて歩いてゆく。植え込みの影にイグチを発見。色が褪せていて同定に迷う・・・。更に進むと乾いた地面からツルタケの幼菌が顔を出している。これは、今日は苦戦しそうだ・・・、乾いている。雨は降ってないのだろうか・・・。
左:ミヤマベニイグチ Boletellus obscurococcineus (Höhn.) Sing.
右:ツルタケ Amanita vaginata var. vaginata (Bull.) Lam.
カラマツ園地を詳しく見て廻るがツルタケがチラホラ出ているだけだ。
ツルタケ Amanita vaginata var. vaginata (Bull.) Lam.
それでも、森は湿気を含んでいて多少、安心した。このあたりからブナ林を目指してカラマツの森を入って行く。木の影にヤマドリタケモドキの老菌が立っていた。
ヤマドリタケモドキ Boletus reticulatus Schaeff.
老菌の上に、木漏れ日で絵にならないなぁ・・・。それでも、この公園でヤマドリタケモドキをあまり見たことがない。標高は1000メートル近くあるので、時期的な勘が効かない・・。その場所から少し進んだところに小さなイグチが出ていた。
ムラサキヤマドリタケ Boletus violaceofuscus Chiu
最初に見たときにきれいなブドウニガイグチだなと思って写真を写した。抜き上げて写真を取り直しても気が付かなかった。カラマツ林とムラサキヤマドリタケが頭の中で結びつかないでいたのだ。その近くにもう一本。
ここで、やっと気が付いた。どちらも傘径5cmにも満たない小さな個体だった。
カラマツ林の苔の上は、常に適度な湿り気があり、キノコには適した場所なのだろう。いろいろな成長段階のヒメコナカブリツルタケが出ている。
ヒメコナカブリツルタケ Amanita farinosa Schwein.
さらに、道の脇に知らない Lactarius sp. が並んで出ていた。
* Lactarius sp.
* モチゲチチタケ(仮)に特徴が一致するようだ.
傘も柄もベタベタ。傘の径はせいぜい5cmといったところだ。
そろそろ、道の傾斜がきつくなってきた。きのこの数は少なくなり、撮影の機会がないので登るしかなくなる。こうなると疲れてしまう。そんな時に前方に中型のイグチ発見!!これは、鹿が壷で間違ったイロガワリでは・・・・。
イロガワリ Boletus pulverulentus Opat.
シメシメ、食べてやる!
そして、その近くに見たことのないキノコが立っていた。
コガネテングタケ Amanita flavipes S. Imai
かなりの老菌、かつ途中で乾燥したのだろう・・それでも、良く見ると傘には黄色の壷の破片が、壷の周りにも黄色い破片が見られた。初見参。
そして、道の脇に蹴飛ばされたのだろうか・・緑鮮やかなクサイロハツの幼菌が・・・。このクサイロハツとの出会いを期待していたんだ。これから先の道中が楽しみだ。
クサイロハツ Russula aeruginea Fr.
つづく。
中国道は特に通行量が多いわけでもなく、いつも通り。2時間ほどで、公園の入り口の駐車場に着く。籠にデジカメ、お茶、タオルを放り込み出発。周りをチラチラ見ながら公園へ向けて歩いてゆく。植え込みの影にイグチを発見。色が褪せていて同定に迷う・・・。更に進むと乾いた地面からツルタケの幼菌が顔を出している。これは、今日は苦戦しそうだ・・・、乾いている。雨は降ってないのだろうか・・・。
左:ミヤマベニイグチ Boletellus obscurococcineus (Höhn.) Sing.
右:ツルタケ Amanita vaginata var. vaginata (Bull.) Lam.
カラマツ園地を詳しく見て廻るがツルタケがチラホラ出ているだけだ。
ツルタケ Amanita vaginata var. vaginata (Bull.) Lam.
それでも、森は湿気を含んでいて多少、安心した。このあたりからブナ林を目指してカラマツの森を入って行く。木の影にヤマドリタケモドキの老菌が立っていた。
ヤマドリタケモドキ Boletus reticulatus Schaeff.
老菌の上に、木漏れ日で絵にならないなぁ・・・。それでも、この公園でヤマドリタケモドキをあまり見たことがない。標高は1000メートル近くあるので、時期的な勘が効かない・・。その場所から少し進んだところに小さなイグチが出ていた。
ムラサキヤマドリタケ Boletus violaceofuscus Chiu
最初に見たときにきれいなブドウニガイグチだなと思って写真を写した。抜き上げて写真を取り直しても気が付かなかった。カラマツ林とムラサキヤマドリタケが頭の中で結びつかないでいたのだ。その近くにもう一本。
ここで、やっと気が付いた。どちらも傘径5cmにも満たない小さな個体だった。
カラマツ林の苔の上は、常に適度な湿り気があり、キノコには適した場所なのだろう。いろいろな成長段階のヒメコナカブリツルタケが出ている。
ヒメコナカブリツルタケ Amanita farinosa Schwein.
さらに、道の脇に知らない Lactarius sp. が並んで出ていた。
* Lactarius sp.
* モチゲチチタケ(仮)に特徴が一致するようだ.
傘も柄もベタベタ。傘の径はせいぜい5cmといったところだ。
そろそろ、道の傾斜がきつくなってきた。きのこの数は少なくなり、撮影の機会がないので登るしかなくなる。こうなると疲れてしまう。そんな時に前方に中型のイグチ発見!!これは、鹿が壷で間違ったイロガワリでは・・・・。
イロガワリ Boletus pulverulentus Opat.
シメシメ、食べてやる!
そして、その近くに見たことのないキノコが立っていた。
コガネテングタケ Amanita flavipes S. Imai
かなりの老菌、かつ途中で乾燥したのだろう・・それでも、良く見ると傘には黄色の壷の破片が、壷の周りにも黄色い破片が見られた。初見参。
そして、道の脇に蹴飛ばされたのだろうか・・緑鮮やかなクサイロハツの幼菌が・・・。このクサイロハツとの出会いを期待していたんだ。これから先の道中が楽しみだ。
クサイロハツ Russula aeruginea Fr.
つづく。