今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

扇ノ仙でナメコさがし(2) 2008.11.01.

2008-11-04 07:14:55 | Weblog
 最初の場所で沢山採って、余裕で他の場所を探すという、目論見は粉砕されてしまった・・・。去年はこの時点でコンビニ袋5杯だったのになぁ・・・


 一度車に戻り、次の谷を下ることにした。その戻り道で・・・大きなクリタケの株に出会った。






クリタケ Hypholoma sublateritium (Schaeff.) Quél.


 少し車で下り、再度ネマガリザサをかき分けて入ってゆく。細い流れを覗き込むと、何という名前かは知らないが、小さなサンショウウオがいる。捕まえようとしたが、のそのそと歩いて岩の間に入っていってしまった。



サンショウウオ


 本日、3度目のナメコとの遭遇・・・。少ないが、大きなブリブリの幼菌だ。こういうのに沢山出会わないといけないのだけれど・・・



ナメコ Pholiota microspora (Berk.) Sacc.


 さらに進んでいくが、出会ったのはまたもやクリタケ・・・。









クリタケ Hypholoma sublateritium (Schaeff.) Quél.


 幾つかのブナの倒木が横たわっている場所があった。薄いピンク色のゼラチン質のきのこが沢山付いている。





   
ニカワチャワンタケ Neobulgaria pura var. pura (Pers.) Petr.


 そして、白い容姿のきれいなキノコ・・・・ブナシメジだ。









ブナシメジ Hypsizygus marmoreus (Peck) Bigelow


 そして、そのブナの倒木の下には・・・・。



マメザヤタケ Xylaria polymorpha (Pers.) Grev.


 新しいクチキトサカタケも出ていた。



クチキトサカタケ Ascoclavulina sakaii Y. Otani


 ヒラタケも出ている。小さくて薄っぺらいけれど、ヒラタケだ。






ヒラタケ Pleurotus ostreatus (Jacq.) P. Kumm.


 ナメコに遭遇できないまま、何箇所かを探索したが、今回はこの位にしてやろうか・・・、と車に戻りながら相棒と話した。





 川を横切るたびに周囲を覗きながら、車で山道を下って行く。


 倒木にツキヨタケの痕跡が残っていた。そして、溶け落ちそうな老菌。






ツキヨタケ(痕跡、老菌) Omphalotus guepiniformis (Berk.) Neda


 そして・・・・



ヌメリツバタケモドキ Oudemansiella venosolamellata (Imazeki & Toki) Imazeki & Hongo


 まだ、2時半だと言うのに、何度も言うが、紅葉の山に来ていると、山が夕焼けに染まっているようで落ち着かない。帰ろう。








 帰宅は17時30分、運転6時間、散策4時間30分の旅だった。やっぱり、遠いね。
コメント (2)
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