ヒメサクラシメジと出会ってから、もう随分歩いてきた。それでも、この渓谷はたいした高低差もなく、まだ、奥へと続いている。
川沿いの道の脇に随分と朽ちた、おそらく広葉樹だっただろう、枯木が立っていた。その木から茶色のきのこが幾つか出ていた。周囲をみると、周りの地上からも同じきのこが出ている。
木から出ている比較的若い個体にはさほどのヌメリは感じなかったが、地表から出ていた老菌は明らかにヌメッていた。そのヌメッた傘の匂いを嗅ぐと、ナメコのような弱い肉桂の匂いがした。しかし、いくらなんでも地表からなめこは出ないだろう。ヒダの色はクリタケに近い。でもチャナメツムタケだってそれほど変わらない。クリタケモドキという意見もあったが、大きいもので傘径7cm、柄も細くはない。
ということで、結局分らなかった。モエギタケ科は間違いないだろう。
そのちかくの杉の木の根元付近からはミイノモミウラモドキが出ていた。
ミイノモミウラモドキ Entoloma conferendum var. conferendum (Britzelm.) Noordel.
苔の間から、顔を出しているきのこは・・・
ミネシメジ Tricholoma saponaceum var. squamosum (Cooke) Rea
臭いを嗅ぐと、微かに特徴的な臭いがした。ミネシメジ。
川原に横たわった広葉樹の倒木から薄黄色の菌が出ていた。また、マスタケかなと思ったのだが、丸い。見たことがないので分からないのだが・・・ヒラフスベだろうか?それとも、やはり、マスタケ幼菌?
また、しばらく進むとナラタケの大群生に出会った。相棒と黙々と採ったのだが、この所、ナラタケには随分出会っていたこともあり、写真を撮らなかった。今思えば、今年出会ったナラタケ群生のなかで、一番だったのだから、写真に撮っておくべきだったと思う。それも、後の祭りだ。
その代わり、ナラタケの脇にでていたキララタケの写真は撮ることが出来た。
キララタケ Coprinellus micaceus (Bull.) Vilgalys, Hopple & Jacq. Johnson
虫
その少し先、風で川に倒れこんだのだろう、浮き上がった大木の根元付近からクリタケが無数に出ている。
クリタケ Hypholoma sublateritium (Schaeff.) Quél.
鋏を使って、片っ端から収穫した。どれも小振りの個体ではあったが、籠はすぐ一杯になった。
それからも歩き続け、行き止まりになるまで歩いた。最後にミネシメジの群生に出会った。
その後、車まで歩いて戻り、弁当を食べた。4時間近く歩いていたことになる。結構、疲れた。そう、この渓谷の紅葉の見頃は、まだ、先のようだった。
今回の食用きのこはというと、ナラタケ、クリタケが山ほど採れ、見たことのないきのこにも出会えたのは良かった。まあ、満足の一日だった。
川沿いの道の脇に随分と朽ちた、おそらく広葉樹だっただろう、枯木が立っていた。その木から茶色のきのこが幾つか出ていた。周囲をみると、周りの地上からも同じきのこが出ている。
木から出ている比較的若い個体にはさほどのヌメリは感じなかったが、地表から出ていた老菌は明らかにヌメッていた。そのヌメッた傘の匂いを嗅ぐと、ナメコのような弱い肉桂の匂いがした。しかし、いくらなんでも地表からなめこは出ないだろう。ヒダの色はクリタケに近い。でもチャナメツムタケだってそれほど変わらない。クリタケモドキという意見もあったが、大きいもので傘径7cm、柄も細くはない。
ということで、結局分らなかった。モエギタケ科は間違いないだろう。
そのちかくの杉の木の根元付近からはミイノモミウラモドキが出ていた。
ミイノモミウラモドキ Entoloma conferendum var. conferendum (Britzelm.) Noordel.
苔の間から、顔を出しているきのこは・・・
ミネシメジ Tricholoma saponaceum var. squamosum (Cooke) Rea
臭いを嗅ぐと、微かに特徴的な臭いがした。ミネシメジ。
川原に横たわった広葉樹の倒木から薄黄色の菌が出ていた。また、マスタケかなと思ったのだが、丸い。見たことがないので分からないのだが・・・ヒラフスベだろうか?それとも、やはり、マスタケ幼菌?
また、しばらく進むとナラタケの大群生に出会った。相棒と黙々と採ったのだが、この所、ナラタケには随分出会っていたこともあり、写真を撮らなかった。今思えば、今年出会ったナラタケ群生のなかで、一番だったのだから、写真に撮っておくべきだったと思う。それも、後の祭りだ。
その代わり、ナラタケの脇にでていたキララタケの写真は撮ることが出来た。
キララタケ Coprinellus micaceus (Bull.) Vilgalys, Hopple & Jacq. Johnson
虫
その少し先、風で川に倒れこんだのだろう、浮き上がった大木の根元付近からクリタケが無数に出ている。
クリタケ Hypholoma sublateritium (Schaeff.) Quél.
鋏を使って、片っ端から収穫した。どれも小振りの個体ではあったが、籠はすぐ一杯になった。
それからも歩き続け、行き止まりになるまで歩いた。最後にミネシメジの群生に出会った。
その後、車まで歩いて戻り、弁当を食べた。4時間近く歩いていたことになる。結構、疲れた。そう、この渓谷の紅葉の見頃は、まだ、先のようだった。
今回の食用きのこはというと、ナラタケ、クリタケが山ほど採れ、見たことのないきのこにも出会えたのは良かった。まあ、満足の一日だった。