遠征ばかり繰り返していて、身近に出るキノコの様子がチェックできていない。特に気になっていたのはシモコシ、ホンシメジだ。そろそろ?もう、遅い?ナメコ探しの翌日、足腰が多少痛むがまたきのこを求めて家を出た。
まず、自宅から車で5分ほどのシモコシのポイント。このポイントでは、先週は、まだ出ていないことを確認はしていたが、H氏によれば先週に姫路周辺ではシモコシが大量発生し、随分と収穫したらしい。と、なるとこのポイントでもそろそろ出始めなければおかしいのだった。
目的の場所に到着し、車を降り、若い赤松が生える急斜面を眺めて行く。シモコシは、やはり出始めていた。
シモコシ Tricholoma equestre (L.) P. Kumm.
そして、例年、シモコシと同じ時期に出る、クマシメジ。ひょっとしたらハマシメジかもしれないが、傘の色に褐色は混じらず、つねに黒灰色だ。
クマシメジ Tricholoma terreum (Schaeff.) P. Kumm.
そして、これもこの時期に毎年見ていて、アカヤマタケの真っ黒なヤツと思ってきたのだが、今日は相棒がじっくりと眺めていて、紺色に変色する・・・という。そう言われてよくよく見ると柄の傷つけた部分は紺色に変色してから、黒変するようだった。そして、さわった指も黒くなっていた。初心、忘るべからず。決め付けてきのこを観てはいけない。
Hygrocybe sp.
どうやら、アカヤマタケではないようだ。Hygrocybe sp.で、紺色に変色するものがあるという話を聞いたことがある。それが、これなのかも知れなかった。
さて、ここから、高速に乗り、宍粟まで走った。どこに行くかは決めていなかったが、高速を走りながら、高低差のほとんどなく紅葉のきれいなAS渓谷へ行くことにした。去年の経験では、ブナは自生しないものの、きのこについては変わったものや、食用となるものが結構でるという印象だ。
国道から左に折れ、川を渡ったところで右に入る。そのまま、川の上流へ向けて走った。渓谷の入り口には何かあったときに進入禁止にするためなのか、コンクリートの柱が道の両脇に2本立っていた。その先で車を停め、きのこの籠を下げて上流へ向けて歩いた。
最初のきのこは道から一段下の川原に落ち葉が積もった辺りに出ていた。
コムラサキシメジ Lepista sordida (Fr.) Sing.
この時期に出会ったことがない・・・・。
その近くには傘も柄も小型のlactarius sp. ひだは垂生、傘に条線がある。
lactarius sp.
この渓谷は実にモミの大木が多い。秋の紅葉の時期以外に来たことがないが、梅雨時、秋の早い時期に来ても楽しめそうだ。そのモミの枯れ枝からオレンジの菌が出ていた。去年の冬、フェムスジョウタケに興味を持ち、いろいろな写真を見比べていた時、これと同じようなものを見ていた。妙にチヂレがあるのが特徴だ。
unknown...
ツチグリ・・・
ツチグリ Astraeus hygrometricus var. hygrometricus (Pers.) Morgan
川原が広くなった場所があった。そこに横たわる枯木からマスタケが出ていた。食用にするには大きくなりすぎだ。
マスタケ Laetiporus miniatus (Jungh.) Overeem
隣の枯木からは小さな、ヒダを持つきのこが・・・・
Pholiota sp.???
そして、モミ樹下に出る・・・・。
ヒメサクラシメジ Hygrophorus capreolarius (Kalchbr.) Sacc.
初めて出会った。サクラシメジよりはるかにおいしい、と図鑑に書いてあったが、ほとんど収穫していなかった。
(つづく)
まず、自宅から車で5分ほどのシモコシのポイント。このポイントでは、先週は、まだ出ていないことを確認はしていたが、H氏によれば先週に姫路周辺ではシモコシが大量発生し、随分と収穫したらしい。と、なるとこのポイントでもそろそろ出始めなければおかしいのだった。
目的の場所に到着し、車を降り、若い赤松が生える急斜面を眺めて行く。シモコシは、やはり出始めていた。
シモコシ Tricholoma equestre (L.) P. Kumm.
そして、例年、シモコシと同じ時期に出る、クマシメジ。ひょっとしたらハマシメジかもしれないが、傘の色に褐色は混じらず、つねに黒灰色だ。
クマシメジ Tricholoma terreum (Schaeff.) P. Kumm.
そして、これもこの時期に毎年見ていて、アカヤマタケの真っ黒なヤツと思ってきたのだが、今日は相棒がじっくりと眺めていて、紺色に変色する・・・という。そう言われてよくよく見ると柄の傷つけた部分は紺色に変色してから、黒変するようだった。そして、さわった指も黒くなっていた。初心、忘るべからず。決め付けてきのこを観てはいけない。
Hygrocybe sp.
どうやら、アカヤマタケではないようだ。Hygrocybe sp.で、紺色に変色するものがあるという話を聞いたことがある。それが、これなのかも知れなかった。
さて、ここから、高速に乗り、宍粟まで走った。どこに行くかは決めていなかったが、高速を走りながら、高低差のほとんどなく紅葉のきれいなAS渓谷へ行くことにした。去年の経験では、ブナは自生しないものの、きのこについては変わったものや、食用となるものが結構でるという印象だ。
国道から左に折れ、川を渡ったところで右に入る。そのまま、川の上流へ向けて走った。渓谷の入り口には何かあったときに進入禁止にするためなのか、コンクリートの柱が道の両脇に2本立っていた。その先で車を停め、きのこの籠を下げて上流へ向けて歩いた。
最初のきのこは道から一段下の川原に落ち葉が積もった辺りに出ていた。
コムラサキシメジ Lepista sordida (Fr.) Sing.
この時期に出会ったことがない・・・・。
その近くには傘も柄も小型のlactarius sp. ひだは垂生、傘に条線がある。
lactarius sp.
この渓谷は実にモミの大木が多い。秋の紅葉の時期以外に来たことがないが、梅雨時、秋の早い時期に来ても楽しめそうだ。そのモミの枯れ枝からオレンジの菌が出ていた。去年の冬、フェムスジョウタケに興味を持ち、いろいろな写真を見比べていた時、これと同じようなものを見ていた。妙にチヂレがあるのが特徴だ。
unknown...
ツチグリ・・・
ツチグリ Astraeus hygrometricus var. hygrometricus (Pers.) Morgan
川原が広くなった場所があった。そこに横たわる枯木からマスタケが出ていた。食用にするには大きくなりすぎだ。
マスタケ Laetiporus miniatus (Jungh.) Overeem
隣の枯木からは小さな、ヒダを持つきのこが・・・・
Pholiota sp.???
そして、モミ樹下に出る・・・・。
ヒメサクラシメジ Hygrophorus capreolarius (Kalchbr.) Sacc.
初めて出会った。サクラシメジよりはるかにおいしい、と図鑑に書いてあったが、ほとんど収穫していなかった。
(つづく)