今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

ユキワリソウ その1 2009.03.07.

2009-03-09 08:02:02 | Weblog

ユキワリソウ


 先週に引き続いて、早春の花たちを追いかけている・・・。先週に観た、セツブンソウの群生はとても印象的だった。白い花の真ん中に黄色いオシベが円を描くようについている、その姿が目を閉じると浮かび上がってくる・・・。


 良くきのこ散策に通っている神戸の端の雌岡山にユキワリソウが群生しているらしいという情報を仲間が知らせてきた。早速、様子を見に行くことにした。この時期、近くの梅林は満開だろうし、運が良ければツバキキンカクチャワンタケにも出会えるかもしれない・・・。


 梅林の下の駐車場に車を停め、急な坂を登って行く。直ぐに左側に梅林が開け、満開の梅が見える。その梅林の中を歩いて行くが、先を急ぐので写真などは撮らずに進む。暫らく登った道の左、いつもツバキキンカクチャワンタケが出るところに座り込み、辺りも観ると・・・、あった・・・。



ツバキキンカクチャワンタケ


   


 道の脇に落ちていた枝からは黄色い、お馴染みのきのこが・・・。



コガネニカワタケ


 坂道を登り詰め、頂上の神社に着いた。





 ここからの眺めは相変わらずだが、今日は雲が多く、見晴らしもきかない。



遠く、明石海峡大橋を臨む・・・


 情報ではこの社殿の裏を下ったところにある姫石神社周辺にユキワリソウの群生地があるらしい。歩いて行くと、その神社は直ぐに見つかったのだが、群生地が何処か、随分歩き回っても分らない。見つかったのは・・・、今年、初めて見るスミレ。



・・・スミレ


 この山には地元の方々がカタクリを栽培、保存している場所がある。ひょっとしたら、そこにユキワリソウも保護、栽培しているかもしれないと思い、行ってみた。杉林の中の斜面にあるそのスポットに地元の保存会の方がいた。ユキワリソウは?と聞くとここにも自生していたものを幾つか移植して保存しているとのこと。自生地については良く分からないので、神社の宮司さんに尋ねて欲しいとのことだった。お礼を言い、移植されたユキワリソウの写真を撮らせて頂いた。



ユキワリソウ











 この斜面にはギフチョウの幼虫の餌となるカンアオイも栽培されていて、去年はギフチョウの羽化も観察されたとか・・・。



カンアオイの花


 地味な花を付けていた。さて、ユキワリソウは蕾を閉じたままで、昼を過ぎて気温も上がってくれば開花は期待できるだろうが・・・、それをただ待つのはリスクが高い。神社の宮司も休日は留守なのだろうか、会うことができず、梅を眺めながら下山し、次の目的地に移動することにした。














 梅は満開。そして、いつの間にか空には青空が広がっていた。午後、気温が上がれば、期待できる・・・。
コメント (4)
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