佐用から中国自動車道に入り、院庄から北上。途中、夜の食料と飲料を仕入れ、羽出川沿いに左折して岡山森林公園を目指す。気温は一気に上がり、27℃になった。夏のような日。
食料調達に時間がかかり、公園入り口に着いたのは午後4時ころだった。
まだ、結構多くの観光客が残っていたが、さすがに公園にこれから入っていこうという人はいなかった。管理棟を過ぎ、カラマツ園地を過ぎたところには、去年と同じようにミズバショウが咲いていた。
カラマツ園地の前の湿地にはザゼンソウ。
ザゼンソウ
ミズバショウの近くの湿地にはリュウキンカが咲いていた。
左:ミズバショウ
右:リュウキンカ
リュウキンカの花は以外に小さい。とすると、追手神社に咲いていたのは何だ?
湿地の向こうにはカラマツ林が広がり、わずかに若芽を吹いていた。
カラマツ林を過ぎた辺りの道の左側、ここでも、ハシリドコロが群生していた。
ハシリドコロ
毒草とはいえ、瑞々しくておいしそう・・・。
さらに道を進んでゆく。
追手神社のような群生は見られないが、道の両脇にはポツポツとキクザキイチゲが咲いている。
キクザキイチゲ
この公園にもミヤマカタバミが沢山咲いているのだが、まだ、盛りではないようだ。去年は5月になってから訪れたのだが、花の数は今日よりもはるかに多かったが、全て白花だった。今日のミヤマカタバミ・・・多分・・・は半分以上が桃色をしている。
ミヤマ?カタバミ
ここの公園ではヤマエンゴサク?キンキエンゴサク?も咲いている。
キンキエンゴサク
川の脇の水しぶきがかかるところにはコチャルメルソウが群生していた。
コチャルメルソウ
そして、ボタンネコノメソウ。
ボタンネコノメソウ
そろそろ、公園を出て温泉に行こうとした道の脇にほんの小さな黄色い蕾を付けた植物を見つけた。可愛らしい花だが、見たことがない。名前は分らなかったが、帰りに立ち寄った管理棟の掲示板に写真と名前が貼られていた。
サンインシロカネソウ
夕方だからだろう・・・。蕾は閉じていた。明日はきっと開いた花に出会えますように・・・。
夕暮れが迫っている。
公園にはもう人影はほとんどない。
空は相変わらず、きれいに晴れている。ほとんど若葉の出ていない山の中腹でタムシバが咲いていた。