チシオタケ
ナメコの季節の前に秋のブナ林を歩いて見たくなった。この週の雨で自宅周辺の里山でのきのこの発生は、昨日の散策で予想がついた。さらに、周辺を歩けば食菌には出会えるだろうが・・・。
例によって、計画性の無さ・・・、出発が遅くなる。自宅から2時間少しで辿り着けるブナ帯、氷ノ山に行くことにした。
高速を降りてから国道を北上し、ヤマメ茶屋で右折。しばらく、山道を進む。途中、車窓から斜面などの様子を見ながら進む。冒頭の写真は道の脇の枯木から出ていたチシオタケだ。
また、暫らく進むと車道の脇にきのこ。降りて、眺めるとこれは?・・・
ツチスギタケ
そのまま、車で山を登り車幅一杯までススキの茂る道を越え、杉林の中にある登山道入り口に車を停める。暫らくの間、杉林の中を今度は歩いて登る。途中、チラホラとスギエダタケが出ている。その他はというと・・・
左:Russula sp. 見たことがない・・・
右:モエギタケ
不明・・・
暫らく登ると、杉林は終わり、ブナ林が始まる。
ウスキブナノミタケ
辺りはウスキブナノミタケだらけ。小さな目立たないきのこだが、これだけ出ていると流石に目に付く。
ウスキブナノミタケ
これまで、そんなに何度も見てきた訳ではない・・・。ブナ林で食菌を探すにはちょっと時期が早いので・・・。案の定、食菌はない。
不明
ブナの倒木。それもかなり古いものだ。よく見ると盤菌類が出ている。何種類あるんだろう・・・
盤菌類
こいつらは、菌糸を巡らせて木を独占しようという気はないようだ。幾つかが一緒に暮らしている・・・。同じ倒木に・・・
粘菌?
秋のブナ林で一番良く見るきのこかもしれない・・・・。
幼菌・・・何の?
オツネンタケモドキ
これも古いブナの倒木から出ていた。ヒダの色がニガクリタケのよう・・・
不明
これはチシオタケに形は似ているが・・・
Mycena sp.
ニカワチャワンタケ
・・・
ほとんど栄養は残っていないと思われるような古木から・・・
ナヨタケ?? 特徴は似ているように思うが、倒木から?
この季節のブナ林の定番。
ツキヨタケ
沢山、出ていた。もう古くなって腐っているものも多い。
今日、唯一の食菌といって良いか・・・
キツブナラタケ
これは・・・
トガリツキミタケ
帰宅後、暗闇でツキヨタケを撮った。随分、夜中に暗闇でシャッターボタンを10分ほど押し続けた結果・・・
ツキヨタケ
ランプテロフラビンの黄緑。神秘の光だ。