今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

次は節分草自生地の探索  2011.01.10.(2)

2011-01-13 19:39:30 | Weblog
 ユキワリイチゲの場所は運良く探し当てられたが、何となく消化不良。


 物足りない・・・・・。


 この近くには、節分草の自生地も幾つかあるようなので、ついでに探しに行くことにした。節分草は、最近は地元の観光資源として、保護・育成している地域が多いので、簡単に見つけられるだろう・・・・、もう1ヶ月先には節分草は咲き始めるのだから・・・


 webでみる限り、地域名しかわからないので、車に戻りその地域まで走る。誰か、人に会えれば情報を聞こうと思うのだが、一月の寒い日、人影が見えない。独りだけ、畑に出て作業をしている人が車窓から見えた。早速、車を降りて訪ねる。「この変に節分草の咲く場所があると聞いたのですが・・・、ご存知ないですか?」・・・「それは、○○地区です。去年、新聞に出てましたから・・・」。親切な方だった。その○○地区に向かう。○○地区といっても田舎は広い。また、人影を探すが尚更、人の姿が見えない。走っていると、何かの営業マンが戸別訪問している。その後を狙って情報収集。


 その方は、用件を聞くと苦笑い・・・・、「場所を教えると、綺麗な花を採っていってしまう人が多いから、教えられないよ。自分で探してね。」。やっぱり、そういうことが多いんだな。でも、ちょっと教えてくれた・・・「ここから、1km位先だから探しなさい」。


 で、1km程走って、車を停めて辺りを見回した。あ・・・・、あれだな。経験から山肌を見ると分かってしまう・・・。




節分草がこれから咲く斜面



 節分草の姿は当然の如く、全くなく・・・・




エンゴサクの仲間?







これは、ユキワリイチゲ?キクザキイチゲ?


 節分草の咲く斜面で出会う葉が少しだけ、顔を覗かせていた。


 そして、過酷だった夏から秋を物語るように、斜面にはイノシシが食物を漁って掘り返した跡が残っていた。





 最近のきのこ、山野草自生地への鹿やイノシシによる食害の話はよく耳にするけれど、柄にもなく、地球温暖化や異常気象による、自然界の大きな変化に対して脅威を感じる機会が、多くなったなと思った。


 一ヵ月後くらい、また、この辺りを歩くことになるんだろうな・・・。
コメント (10)
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