大山の弥山から続く山々が見えている。大山の北壁だ。元谷への斜面に崩れた土砂が流れ込んでいる。今も崩落は続いていて、時々、壁の崩れ落ちる大きな音が谷に響き渡る・・・・・。
ここまで登ってくる間に時々聞こえてきたヘリコプターの音は今は聞こえない。弥山山頂では、今日は山開きの神事を行っていたはずだ。その取材だったのだろう。
上宝珠越に近づいて傾斜も緩くなり、いい場所にアカモノが咲いていた。ここまでザックの中に入れておいたデジ一を取り出して、撮影しようとスイッチを入れる・・・・・。応答なし。朝出るとき、メディアは確かに入れた。予備のメディアもザックに入れてある。無いのは・・・・、バッテリーだ。出発の前夜、充電をしたまま家を出てきたようだ。重いのにここまで背負ってきただけ?仕方ないな・・・・
アカモノ まぁまぁ?
麓では咲き終わっていたチゴユリがここではまだ咲いていた。
オオカメノキの花咲く尾根を進むと・・・・、サンカヨウの花が咲いていた。
久し振りの紫・・・・スミレの紫色が新鮮だ。それと、気になる光沢のあるスペード型のスミレの葉。
これは、あれの葉だよな・・・・。もう、終わっているのか?
実物は初めてみる、コヨウラクツツジ。
そして、上宝珠越に着き、さっきから気になっていたスミレに出会えた。
もう上りは僅かだ。気持ちが楽になり、のんびりと歩いてゆく。この辺りは遅くまで雪が残っていたのだろうか、地面は乾いているのだが・・・・
ネコノメソウの仲間とミヤマダイモンジソウの芽
湿った場所に生えるようなものが並んでいる。そして・・・・
サンカヨウの咲く道
特大のユキザサが咲き始めていた。麓の方で咲いていたものと大きさが全然違う。
ユキザサ
やがて、三鈷峰への道とユートピア小屋への道の分岐点、T字路に到着。三鈷峰を眺める・・・・
天辺に何人か立っている。そして大山側に目を向ける・・・・
ユートピア小屋方面に尾根沿いに歩いてゆき、休む場所を探す。足元にはいろいろな花。
ミヤマキンポウゲ
イワカガミ
この尾根のイワカガミはピンクの普通のイワカガミ。
インパクトあるピンク。。。
この辺りが良さそうだ。地面に座り込み、いつもの奴。今日はスッキリと、ドライに・・・・・
お疲れさん。
つづく。