カキラン
土曜の朝、うまく動かない体に鞭打ち、ビワを収穫したのは、百舌に片っ端からビワに穴をあけられないように・・・との想いと、早く片付けて蘭の花を探しに行きたいとの想いからだった。目当てはカキラン、そろそろ咲いているころらしい・・・。
この場所は、秋に通う山の近くだが、一度も訪れたことはなかった。気にはなりつつ・・・・、通り過ぎていた場所。知人から漠然と知らされた場所。適当に歩いてみるが・・・・・
池の周囲は草地になっていて、乾いていそうで不思議と湿っている。
はっきりと人の歩いた跡もあるわけではなくて、不安に思いながら進む。
ノハナショウブ
とにかく、何か咲いている場所を目指して歩くが、全体が湿地になっていて・・・・、でも靴が沈み込むわけでもない不思議な場所だ。池にはっきりと流れ込む川があるわけではなく、広い範囲で山の方から滲み出した水が溜まって池になったようだ。湿地の中にもちょっと高くて丈のある草が生えている辺りに・・・・咲いていた。
カキラン
カキランは身近に咲くらしいことは聞いていたが、実際に見るのは初めて。これまで、湿地の植物をじっくりと見ることもあまりなく、夏のサギソウの時期に見るだけだった。
カキランはかなり広範囲に沢山咲いていて・・・・
モウセンゴケも咲いている。
モウセンゴケ
これは何?
戻る途中・・・・、地面の乾いた辺りには・・・・
ウツボグサ
何となく見足りないな・・・と思いながら、湿地を出て山の奥へ向かった。
・・・