長野県への遠出が続いたので、そろそろ、近場の様子が気になってきた。友人などからは、クリフウセンが出ていたとか、サクラシメジがでたとかの情報はあるが、あまり良い状況ではなさそう。それでも、1週間ほど前に雨が少ないながらも降ったので変化があるかもしれない。
最初の場所は秋本番だけの場所。冒頭のホウキタケの仲間は毎年見ているもの。確か、去年も虫にちょっとだけ齧られていた。齧られた場所が分かりやすいホウキタケなのか、虫の好きなホウキタケなのか、食べたら不味いので途中で止めたのか、分からない。
進んでいって、食べられるきのこの良く出ている辺りに着いたが、見渡しでもきのこの姿はほとんどない。かろうじて・・・・
サクラシメジ
一応、コウタケの出る辺りまで行ってみるが、何もなく、引き返した。戻る途中で・・・・
先ほどのホウキタケとは違うもの。薄い黄色をしているが、根元が太そうだ。
引き抜いて、日陰で観察。根元がしっかりしていて、色を除けば食用のホウキタケにちょっと似ている?先週、訪れた恵那周辺では根元の太いソナ(ホウキタケのこと)は食べられる、と言われているとか。この山の周辺でも白くて、根元の太いホウキタケの仲間が赤松林に出るが、食用になる。でも、黄色は・・・・やめとこう。
去年、シャカシメジが沢山出た場所も見てみるが、何もなくあったのは、
クサウラベニタケ
シャカシメジが群れて出ている姿を想像して来てみたが、がっかりだ。
そこから、車で30分ほど走り、次の場所に。この山は手ごろにサクラシメジ、クリフウセン、ショウゲンジなどが良く出る場所。ここでもサクラシメジが出始めていた。
サクラシメジ
出始めの幼菌なのに地面が乾いていて、傘が干からびた状態。大きくならないうちに乾いてしまうかもしれない・・・・
この葉の下に沢山、隠れていそうだ。きのこの好き嫌いはいろいろだが、あまり好みのきのこではないので、幼菌だけちょっと収穫した。
きのこの姿が少ないが、顔を出しているきのこを覗き込みながら歩く。
ミネシメジ?
ん?
ホンシメジかと思ったが、3cmほどの幼菌。ウラベニホテイシメジだろうな、ということでそのままにしておく。
不明
これも、写真を撮っただけ。外見はフウセンタケの仲間のようだが、分からない。多分、過去に一度、出会っている。。
cortinarius sp.
これは、クリフウセンに似ていて大型になる奴だと思うが、一つだけポツンと出ていた。
クリフウセン
いつも、クリフウセンの出ている場所に一つだけ。抜いてみても、やはりクリフウセン。
時期が来ていないのか、出る気がないのか・・・・、ちょっと、今年は黄信号だな、近場は。
車に戻る途中で、きのこが枯葉を押し上げているのが見えた。
今日見た中では姿の良いきのこ。枯葉をどけてみると・・・・
フウセンタケの仲間だが・・・・柄に縦に走る条線を見て思い出した。去年、この場所で晩秋に見たものと同じだ。
チャナバ?
まだ、若いせいか、特徴の臭いが弱いが・・・・
雨が降らないと状況は変わりそうもない。ブナ、ミズナラ林のきのこも気になりだす季節だし・・・・、頑張ってもらわないと。。
夕暮れ時、庭でビールを飲むが、蚊がひどい。これじゃ、秋のきのこは出てこないな・・・・。