昼飯を済ませて、また車に乗り目的地に向かう。天気予報では昼からは晴れてくるはずだったのだが、相変わらずの曇り空。目的地に近づくにつれて、さらに雲は厚くなり怪しい天気なってきた。
やがて、雨がポツポツと降り始め、大粒の雨に。あぁ、また雨。前日も目的地に着く直前に降り出して、最後は雷だったし。。
コンビニに車を停めて、ちょっと休憩。小降りになったところで、再度出発だ。坂の途中の駐車場への入り口は入れないようになっている。近くのスペースに停めて、小雨の中、歩き出した。一年に一度の訪問だから、忘れかけているが、僅かな記憶を頼りに進む。
そうそう、こんな景色だ。この赤い実の写真は去年も撮った。
草を掻き分けながら・・・・、ウルシやヌルデに触れないように・・・・、こいつらに弱いんだ・・・。途中、木の枝にオレンジ色のタオルがまるで目印のように掛かっていた。誰か、来たんだな・・・。でも、タオルはびしょ濡れで、持ち主の訪問はこの週末ではなさそうだ。
そろそろ、かな。。。と思いながら歩いていると・・・・!
あれ、センブリ。しかも4弁?
やがて、出会った。
ムラサキセンブリ
!!・・・・、1年振り。2年前にこの谷を彷徨って、へとへとになって辿り着いてから3回目。
この谷の多分、ここにだけ咲いているはず。
センブリと同じように痩せた土地で、花崗岩の風化した山肌が崩落したような地形に咲いていて、日当たりは良いが、水が染み出していて完全に乾燥はしないような場所だ。
叢の中に咲いているムラサキセンブリをアップで撮っていると、足元に2つだけハタケシメジが出ていた。良かった・・・・、これで一応、「今日もきのこ・・・」。
ハタケシメジ
ムラサキセンブリ
センブリといえば、今年は北海道の西別岳で初めてチシマセンブリに出会ったのだった。
チシマセンブリ
鮮烈な青、この花も良かったな・・・・・
ムラサキセンブリはこの位にして、来た道を戻った。また、オレンジのタオルを見て、戻る。
川沿いの道を戻る。
今年はヤクシソウがパッとしないな・・・と思いながら戻る。ここにはシコクママコナも咲いているけれど、今日は天気も悪いし、そのまま帰ることにしよう。多分、また来年。。