中腹の谷はかなり深く歩くのに苦労をしたが、道を登りきった山上の台地は広く、明るい。
この土地は大根作りに適した土質らしく、大根畑で有名なのだが・・・・・
荒れ果てた畑が目立つ。悪天候で放置されたのか、畑にはまばらに大根が残っているが、無断で引っこ抜いて帰るわけには行くまい。。畑の傍らで月見草がポツンと咲いていた。
おそらく大根畑の跡地なのだろう、一面にススキ野原が広がっている。
ススキの中の道を走ってゆくと、車が2台停まっていた。遠目には、処分に困って放置された車かと思ったが、そうではなく、その場所から谷に道が続いていて、先には幾つかの滝があるらしかった。滝の周囲にはきのこもあるかもしれないと・・・・、最低限の装備で谷に下りてゆく。
クリタケ
急な下り坂が続く。うっそうとした森だが、かなり木々は葉を落としていて遠くの紅葉した山の姿が木々の間から見える。
もう、高低差にして200m位は下っただろうか・・・・後悔していた。帰り道がシンドイな・・・・
ようやく、滝に到着した。
大鹿滝
姿の良い滝だ。近づくとしぶきが顔にかかる。
この滝の先には幾つかの滝が続いているのだが・・・・・、午後の3時を過ぎている、このくらいにしておこうか。。。
下ってきた急斜面を登り始める。今日は、なめこ採りのはずが収穫も少なく、疲れる一日。きのこでも探しながら、ゆっくり戻ろう。
アラゲコベニチャワンタケ
ヒメヒガサヒトヨタケ 干からびかけた個体と幼菌
戻る途中で気がついた・・・・。
まぁ、時々は見掛けるものだが、ブナの木の肌に熊の爪あと。出会いたくはない、森の友達だな。
汗を沢山かいて、車を停めた場所にようやく到着。
夕方になってきた。急いで帰らなければ・・・・・
帰宅後、なめこの選別と掃除。これが、結構、大変だ。でも、今回は収穫が少なくて良かった??
こんな袋が5つ。