ワダソウを探しに行ったのは6日。その時に見つけたワダソウじゃないかと思ったものには花の咲く気配も見られなかった。ワダソウじゃないのではないか、とも思ったが、10日間開けて確認に行った。この日は早朝、強い雨音で目が覚めた。止まないのであれば寝ていたい・・・・、と思ったけれど7時には止んでいた。
9時頃に家を出て、勝手知ったる道を走る。今回は人に道を聞く必要もなく、順調に登山口に着くはず・・・・、だった。
走っているとナビに高速道が写り、なぜか車は高速道と平行に西に走っていた。「間違えた」。曲がるべき交差点を直進してしまったようだ。結局、登山口に着いたのは10時40分。急いで支度をして登り始めた。と、言っても10日前に歩いた道だからそんなに辺りの様子は変わってはいない。でも、フタリシズカは咲いていなかった、この前は。
それと・・・・
タツナミソウ
これも新顔だ。。
最初に出遅れたので急いで登る。
雨後の山は湿度が異様に高くて、登りだして直ぐ、汗が噴き出した。
途中にもタツナミソウの仲間が顔を出していた。
それから1時間ほど登り、展望所に到着した。ベンチに座って下界を眺める・・・・、??
下界の視界はゼロ・・・ガスで真っ白。
また、森の中に潜り込み、40分ほど歩いて滝に到着。
そして前回、ワダソウ似の草本を見た辺りを調べた。
10日前と何も変わっていないように見える。草丈だけは高くなっているような・・・・
これは駄目だ。この春の時期の10日間で変化が見られないのであれば、ワダソウではないのだろう。。。
ワダソウは今年は諦めるしかなさそうだ。でもここでで諦めたら、今日の収穫は何も無かった事になってしまう。
友人からの情報を参考に、もうしばらく歩いて周囲を散策することにした。
イチヨウラン
イチヨウランの花は終わりかけていて、かろうじて3株だけ花を確認できた。
もう、午後の3時になろうとしている。来た道を引き返すことにした。
ギンリョウソウ
気が付くと辺りの斜面にはギンリョウソウが沢山顔を覗かせていた。
杉林の中を抜けて・・・・
オオキヌタソウ
花が咲き始めていた。
登ったり下ったり・・・・で、
展望所に到着。
朝よりは視界はちょっと良くなったってところ。相変わらず悪い。
ちょっと休んでから、下る。
エイザンスミレ?
ヤマツツジ
ハハコグサ
気が付くと山はタニウツギの季節だ。
タニウツギ
これはちょっと違いそう。
レンゲツツジ?
後日、友達から、あのワダソウのような草はオオヤマハコベじゃないか、との連絡が入った。調べてみるとそんな感じ。
ワダソウは来年探すとして、今のところ情報はゼロということになってしまった。