ブログを読んでいてくれた方から突然、コメントを頂き自宅近くにある湿原に朱鷺草が満開だとか。
朱鷺草といえば、これまでほとんど出会ったことのない花だったのだが去年、ここ数年通っている湿原にも咲くのを知り、確認したところだった。
そんなことだから朱鷺草が満開? イメージが湧かない。それで確認に行くことにした。
その湿原のことは聞いたことも無く、でも検索すると意外に近い。天気予報では今日は降ったり止んだりの天気だが、きのこ屋は雨でも動くもの。
湿原近くの道の脇に車を停めて、長靴を履いて歩いて行く。湿原入口まで歩く道の右側は麦畑になっていた。そろそろ、収穫の時期だろう。麦秋。。
今日は此処だけと思うと気持ちに余裕が出てくるというもの。道中の目に付くものを見ながら進んでしまう。
歩き始めると直ぐ、小さな花を沢山付けた木が気になった。
イヌツゲ
葉は互生
これは何だろう・・・・
紫式部の仲間? ウチの庭に植えてあるのはコムラサキシキブなのだが、花の付き方が違うような気がする。ヤブムラサキでもないとすると、
紫式部そのものということになるのだが。
麦畑の脇の道を歩いて行くといよいよ、湿原の入口だ。
その脇に古墳らしきものが見えた。
湿原への近道? 迷宮への入り口? スルーする。
湿原への道は薄暗い杉・竹林の中に続いていた。
シライトソウ
まだ咲き始めだが、沢山咲いていた。来週であれば、数も多いので見応えあるかも・・・
コツクバネウツギ
ガクの数はコツクバネウツギに特有の特徴だ。
ガンピ
多分、タツナミソウ・・・
いろいろと興味のあるものが多いのだが、兎に角、湿原の全容を早く見ておきたいので、先を急いだ。森を抜けるといよいよ湿原に出た・
白っぽい花が沢山咲いているのだが、これが朱鷺草なのかな・・・・
教えてくれた方がメールに書いていた「有難みも感じられないくらいの群生」。 確かに・・・・。
朱鷺草が沢山咲いているのは分かった。さらにこの奥にはもう一つ、湿原があるらしい。取り急ぎ、次の湿原への道を急いだ。
帰路も同じ道を戻ることになるだろうから、帰路に観察はじっくりとすれば良い。
湿原を出るとしばらくは草原。そして池があった。
その水面にポツポツと雨が落ち始めていた。