今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

帰り道、今年三度目の川を歩く                  2015.05.04.

2015-05-14 23:16:07 | 山、花、山野草




 母の家には結局、2泊しただけで自宅に戻った。後半の休みにはどうしても行きたい所があったのだ。

 帰り道、今年、既に二回訪れている川に寄った。天気予報では終日、曇りとのことだったのだが川に降りる場所に向う途中で雨が降り出した。そして・・・・、土砂降りに。これで水位が上がったら川を歩くことが出来なくなってしまう・・・・

 不安に思いながら下って川に出ると、影響はほとんどなくサラサラと水が流れていた。







 ミツバウツギの咲く岸を歩いて進み、前に来た時には芽が出始めだったコゴミの葉を掻き分けて歩いて行く。







 日陰になる山側の斜面には一面の・・・・・




フタバアオイ
赤い花?も確認したけれど・・・





流れはかなり速いが、水深がないから何処でも長靴で歩けそうだ。


 渡れそうなところで対岸へ。










水辺にはギボウシの仲間が育っている。花が咲く時期にまた来たいな。








 また、凄いコゴミの林。







 
 植えられた訳ではないシャガの花。








 日陰には地エビネも咲いていた。




      




 ヤマブキソウが群生している場所まで歩き・・・・・







 戻った。多分、歩いたところは違うだろう。適当に川を渡ったり、岸沿いを歩いたり・・・・







 辺りが明るくなり、晴れ間が覗くようになった。







 さて、ここから車を停めた場所まで、高度差120m程をこれから登らなければならない。長靴での登りは辛い。。。




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青い宝石                  2015.05.02.(2)

2015-05-12 22:30:12 | 山、花、山野草
      



 キツイ登り、何度も立ち止まっては下を向いて登った。下りでは気が付かなかったすみれ。これはナガバノタチツボスミレらしい個体。

 シハイスミレらしいものも多い。







 
 綺麗なフデリンドウが咲いていて、喜んで撮ったのだが・・・・




ピンボケ



 登りがきつかったせいにしておこうか。。。




オオセミタケ



 ようやく高度差150mを登り切った辺りにテンナンショウの仲間が立っていた。




タカハシテンナンショウ



 まだ、母の家に向うには早いので辺りを散策する。





ホタルカズラが一輪


 ホタルカズラに出会うのは久し振りだ。井倉洞周辺に行った時に沢山咲いていたっけ。さらに周囲を探すと・・・・



    









    




 ホタルカズラは陽当たりの良いカレンフェルトに纏まって咲いていた。目の覚めるような青。青い宝石。









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深い谷でのんびり                2015.05.02.(1)

2015-05-11 22:11:54 | 山、花、山野草




 連休2日目は、朝10時頃に家を車で出て母の家へ。夜の7時半に姉が新幹線で駅に着く。だから、夕方まで川を歩いて花を探すつもり。

 高速に入り、西に進んだ。暑いほどの天気で窓を全開にしてお気に入りの音楽を聞きながら・・・・、風の音がうるさくてあまり聞こえない ^^;

 家を出てから4時間後・・・・




オオバイカイカリソウ


 谷へ下る。一体、何処まで下れば良いのかと不安になる斜面。途中で。



   
ウメガサソウ





最近、タチツボスミレの類を気を付けてみているが・・・・、これ、アカフチタチツボスミレかと思ったけれど、ナガバノタチツボスミレのようだ。



 谷の底まで降りる。





日陰のアケボノシュスラン。




コンロンソウ




ミツバウツギ





ヤマシャクヤク
丁度良いタイミングだ。まるで誰かに教えて貰ったみたい。


 近くのコンロンソウに蝶が停まっているのに気が付いて、撮ろうとしたところで・・・・





飛んでいった。





ひと際大きな葉が見つかる。ムサシアブミだ。


 今年はもう、葉を広げているようだ。覗きこむ。



   




ムサシアブミ






最初に見つけた時より、株が殖えているかもしれない。



          




 腰を降ろして飯を食う。




ラショウモンカズラ



 食べ終わってからもそのまま、川の流れを眺めていた。水の流れる音だけが聞こえてくる。いつの間にか別の世界に入り込んでしまったような気がして、慌てて立ち上がった。










ヒメウツギ



 2週程前の谷とのはっきりした違いは・・・・










主人公がミヤマヨメナやコンロウソウなどの白い花に変わろうとしていることだった。




コンロンソウ





ギンバイカの葉








 そろそろ、帰ろう。坂がキツイ、本当に。
 


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そろそろでしょう、サクランボの収穫             2015.05.09.

2015-05-10 14:56:27 | 




 週末の土曜日、勤め先に来客があり出かける。その時に見掛けた庭のサクランボの木、そろそろ収穫しなければ味が落ちてしまいそう。1時間ほどで仕事を終えて戻り、再度、様子を見た。












 サクランボの木には連休前にネットを張っておいたので鳥の餌食にはならずに済んだ。休みの間にネットにヒヨドリが架かったようで、鳥の羽根が散らばっていたが、鳥の姿は残っていなかった。ただでは済んでいないとは思うが分らない。

 ザルを持ってネットの中に入り、赤味の強いものを摘まんで収穫をする。












 このザルに3杯を収穫して終わり。残りの半分程は明日、娘も来て収穫することにした。僕はというと、朝からヤマシャクヤクとクマガイソウを探しに行く予定。

 その後、連休明けの疲れもあって、自宅でのんびりと過ごした。



          
        樺太八重オダマキ





鉢植えのシライトソウが開花





乙女風鈴オダマキと深山オダマキのF1



 夕方、桃色昼咲き月見草の花を撮る。株は順調に殖えているが、今年最初の開花だ。夕陽を浴びて輝いている。







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東ハチ伏高原のオキナグサを探しに             2015.05.01.

2015-05-09 09:52:08 | 山、花、山野草




 連休の初日、翌日から福山へ行かなければならないので、以前から探しに行きたいと思っていた東ハチ伏高原のオキナグサを探しに行くことにした。東ハチ伏の噂は耳にしていたけれど、大してネットで調べてもいなかった。最近ではスマホでネット検索をしながらでも探索ができるから、今まで以上に準備なしで出かけることが多くなった。 

 朝、休みの日にしては早目に起きてカメラだけ用意して家を出た。



        



 庭ではオダマキの花が沢山咲いていて、それも魅力的なのだが・・・・




オトメフウリンオダマキ


 今は時間がない。車に乗ってナビに東ハチ伏高原をセットして走り始めた。高速に乗り、山崎ICで降りて北上。数週間前にキバナサバノオを探した山を通過して、さらに北へ。遠いなぁ・・・・

 目的地近くになって峠越えの道を走ると、ミズバショウ自生地の看板が目に映った。こんな所に?駐車場に車を停めて自生地入口の管理棟に入ってみる。加保坂の自生地というらしい。1970年に見つかった日本の最西端の自生地らしい。管理棟を出て奥に進んで行ってみる。道の脇にはポツポツとイカリソウが咲いていた。







 そして松林を越えたところから下り斜面になり、木道で囲まれた中にミズバショウは咲いていた。





花は遠くに咲いていて、白い花が確認できる程度。


 近くの株の花は終わっていた。







 他に咲いている株はないかと湿地の下の方まで歩いて行ってみるが、ミツバツツジが咲いているだけ。














ミツバツツジ





ツルキンバイかと思ったけれど、キジムシロのようだ。


 自生地としては貴重なんだろうけれど、花は少ないし遠すぎて見えない。つまらないので直ぐに自生地を離れてオキナグサを探しに出かけた。峠から一気に下り町へ。さらに東ハチ伏高原まで走った。





さて・・・・、どこかに咲いているはずなんだが・・・・


 誰か人を見掛けたら聞いてみようと思っているのだが人影がない。ここのスキー場のゲレンデにも咲いているということは分っていたので、細い道を辿ってゲレンデに行って見た。流石に雪は残っていなかったけれど、綺麗に草が刈られた広大な斜面がはるか遠くの峰まで続いていた。この斜面からオキナグサを探すのは無理だ。

 諦めて車に戻り、作戦会議。スマホで検索し直すと、ある山荘の管理しているテニスコートの斜面に沢山咲いているとの情報があった。案内図に戻り山荘の位置を確認してみると、ゲレンデに向った時に道の脇にあったところだった。山荘に着いて中に入って呼んでみるが返事はなく、留守にしているようだった。

 仕方なくゲレンデに戻り上の方に見えている他の山荘で聞いてみようかとも考えたのだが・・・・遠い。戻ってくると、留守にしていた山荘の奥さんが戻って来ていた。

 それとなくオキナグサのことを聞くとゲレンデにも咲くらしいけれど、何処に咲くのかは知らないらしい。今年は雪が多かったからオキナグサはまだ咲いていないのではないかとのことだった。そして、ウチのテニスコートの土手にも何処からか種が飛んできて、環境が合っていたのか随分殖えているとの情報。

 「それ、それ!!」。離れた所にあるテニスコートの場所を教えて貰うことができた。そして、オキナグサならその辺にも植えてあると言って探すが見つからない。やっぱりまだかな、と思ったら大きな株が花を幾つかつけていた。

 咲いているんだ、やっぱり。

 言われた通り、細くてやっと1台が通れるような道を進んで1台停まれるスペースを見つけて車を降りた。周囲を見廻すと・・・・





土手の斜面が白っぽく光っていた。あれだ。


 予想以上の数だ。コンクリートで枠を造ってある斜面なので何とも風情はないけれど、奥さんの話からすると自生といっても良いのだろう。


          


 自宅の小さなプランターに咲いたオクナグサと違って、いろいろな大きさの株、花の状態のものが見れるのは良かった。












 広い土手に咲いているのと光線の加減で同じような写真ばかりになってしまうのは心苦しいところ。










これだけ沢山咲いていても、綺麗に開いている花を見つけるのは難しい。








          



 オキナグサは基本的に俯いて容易に顔を見せないようで、それがまた奥ゆかしさを感じさせる。








          





オキナグサ



 斜面のオキナグサを十分堪能して、この場所を離れた。いつかゲレンデに咲くオキナグサを探したいとの思いは残ったけれど、それは毎日が日曜になったときのお楽しみにするしかないだろう。

 それから3時間弱、走り続け自宅に戻ったのは午後5時半。相変わらず、オダマキの花が咲いていた。




乙女風鈴オダマキ




樺太八重オダマキ
これ、ちょっと雰囲気はオキナグサ風?


 かくして連休初日は暮れていった。



おわり。


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何をやっても上手くいかない日 笠形山辺りで              2015.04.26.

2015-05-04 10:10:38 | 山、花、山野草

モモイロルリオダマキ


 昨日、雪彦山を歩いた疲れが残っている。山頂まで登った訳でもないのに筋肉痛もかなりだ。
最近、週末は低地をウロウロすることが多くて体が訛ってしまっている。日曜日だが何処かに行きたい気持ちはあるが、
体が言うことを聞かず、愚図愚図していた。庭は花盛りなのだが、そのうちまとめてアップしようと思いつつ、
なかなかできていない。




モモイロミヤマオダマキ



  
ヤマオダマキ




ヒメシャガ



 ウツギの仲間も庭に幾つか植えてあるけれど、最初に咲いたのはヒメウツギ。





他には、ニシキウツギ、ニオイバイカ、ギンバイカ、西洋ウツギ2種はまだ蕾だ。


 今年はモッコウバラは薄黄色が盛りになっているが、白花の方は遅れている。不思議。




コデマリ 
背景に映っているのはオオデマリ。どっちも盛りで庭の中の小径は歩くスペースが狭まっている。



 結局、家を出たのは11時ころ。行き先を決めずに家を出たが、途中で笠形山に行くことにした。麓の辺りを散策する積りだった。
途中のコンビニで弁当でも食べようかと思っていたが、前日も同じだったし蕎麦屋を探すことにした。走っていると蕎麦屋の看板が
あり、連れ合いは前に来たことがあるかもしれないと曖昧なことを言っていた。

 道しるべに沿って走ると住宅街の端の小川の脇に蕎麦屋はあった。到着したのは12時少し前。一組、夫婦が順番を待っていたので、
ひと声かけてからそのまま店の周囲で時間を潰した。店は大きいのだが、和室の中に大きな机が二つと二人用の机が二つだけ。
すぐに順番が来ると思っていたのだが、机に座ることができたのは30分後だった。

 店の中では流れている時間が違う。座っている人達ものんびりと話をしたり、子供と遊んでいたり。郷に入っては郷に従えということ。
30分くらいして漸く注文した蕎麦が運ばれてきた。





蕎麦は冷たくて美味しかった。でも、香りは控えめ。出汁はあまり効いていない。好みの分かれるところかもしれない。


 結局、食事を終えて車に乗ったのは午後2時過ぎだった。それから山に行こうと思ったが途中に近くを通った時に寄る焼き鳥屋が
近いことに気が付いた。ちょっと遠回りをして店に着いたが・・・・、閉まっていた。どうも今日は思い通りに事が進まない。
山の登山口に着いて、中腹辺りで蘭でも探してみようかと思っていたのだが、どうも季節がまだ随分早い。
それならばと登山口の近くにある古い寺の周りを散策しようと車を走らせた。

 が・・・・、寺がない?あ、そうか。登山口が違うんだ。その寺は山の反対側の登山口の近くになるんだった。愕然。

 今日は何をやってもダメな日。その寺に着いたのは午後3時20分。そんな遠いところじゃないのにな。






 
 古い石の鳥居の前に立った。石畳の道の先に神社が見えているが、まず参道の脇を通り神社の裏の川沿いの道を歩いた。




ミヤマハコベ




ムサシアブミ



 川の脇の湿地にはクリンソウが蕾を付けていた。




クリンソウ



 前日の山でも見たのだが、この神社の中にもコミヤマスミレが沢山咲いていた。








コミヤマスミレ



 確か、川沿いにエビネが沢山植わっていたはずなのだが・・・・。特徴的な葉が見つからない。探していると蕾発見。





ここのエビネは越冬の葉は取ってしまうようだ。何年か前にこの神社の野草園で盗難があって、貴重が植物が根こそぎ盗まれた。
その対策なのだろう、多分。










石垣に張り付いていたスミレ。ツルタチツボスミレかと思ったが葉が違うようだ。タチツボスミレでもなさそう。
オオタチツボスミレに一番近いようだと思う。




距の先が白い。








チャルメルソウ



 神社の中に入った。



            



 裏庭の様子。



一面のコミヤマスミレ










ウバユリが沢山芽を出していた。


 秋の紅葉の時期も綺麗そうだ。楓の木が幾つか植わっている。



           



 石畳の前に立って写真を写してから前に進む。







 途中で振り返って、神社を見渡す。薄暗い杉の林の高いところからキツツキのカンカンという木をつつく音が響いていた。
 


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連休中                2015.05.03.

2015-05-03 20:24:42 | 山、花、山野草
              



 1日から休みに入っている。初日は県北にオキナグサを探しに行ってきた。翌日から福山に向かう。途中でいつも通う谷で休憩。

 快晴の日、気温は30℃まで上がった。谷の底の川岸でまったりと過ごした後、母の家へ。



           


 「好みなんて聞いてないぜ、Sorry!」 これ、ビールの名前。マジで旨い黒ビールなんだよ。



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