今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

気になるあの場所のあれ バライロアミアシイグチ・・・      2015.09.06.(2)

2015-09-16 22:31:55 | きのこ など
 姫路からの客と別れた後で向ったのは車で20分程のいつも歩いている川沿いの里山のあの斜面だ。何年か前に綺麗なバライロアミアシイグチのようなイグチが幾つか出ていた。

 今シーズンは条件が良いのできっと出てくるだろうと思って、通っている。でも、先週は出ていなかった。

 いつもの場所に車を停めて川沿いを歩いてゆく。川をは反対側の山側斜面にいろいろときのこが出ていた。




ヤマドリタケモドキ




キイロイグチ


 川側にはタマゴタケ。






  
タマゴタケ


 山側



ベニイグチ



アシナガイグチ


 川側








タマゴタケ


 山を登り始めた。



Leccinum sp.




ナガエノウラベニイグチ





ケロウジ




  
左:ヤマドリタケモドキ  右:キイロイグチ


  
オオコゲチャイグチ



 さて、問題の斜面の入口に着いた。中に入り込む。




Boletus sp. 未記載種。




ミキイロウスタケ




ウツロイイグチ





クロコタマゴテングタケ


 今回はスルーなのだが、この斜面のBoletus sp.の未記載種を並べておこう。













 数年前はこの周辺にバライロアミアシイグチ近縁種が出ていたのだが・・・・見当たらない。仕方なく、さらにその奥を探す。


  
ウツロイイグチ?




ブドウニガイグチ




ベニイグチ




ミキイロウスタケ



 そして・・・・、あれ?





右の二つのイグチはキアミアシイグチだけど、右のはさっきまで違う場所で観察していたブルーアウレオなんじゃないの?


 混乱して、このイグチを眺めていた。


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復活!!  ミズオオバコの群生池       2015.09.12.(番外)

2015-09-16 08:38:41 | 山、花、山野草




 2年前に見つけたミズオオバコの群れ咲く池、去年は葉が茂った頃に邪魔に思ったのだろうか、手の届く範囲を抜きとられてしまった。だから、シーズンになっても花の数はパラパラ程度だった。

 地下茎で殖えるのだからいずれまた、元通りになるだろうとは思ってはいたけれど心配だった。また、邪魔になったら抜いてしまうのだろうから。

 1週間前に浅瀬で緑の葉がかなり増えてきているのを確認。次の週のきのこ観察の帰り道に寄ってみた。








1週間でこれほど変わるとは意外な程、沢山の花が開花していた。2年前と比べると一つ一つの花が小振りなような気がするが、気のせいかもしれない。


 池の縁を歩いて奥に進む。といっても小さな池だから端はすぐそこに見えている。




まだ、完全復活という感じではなく、花の密度は低い。これからまだ、花数は増えるのかもしれない。


 反対側の池の端にも咲いている。





 これから、しばらくきのこ探しのついでに楽しめそうだ。



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ブルーアウレオ 姫路からの来客        2015.09.06.(1)

2015-09-15 22:13:29 | きのこ など
 青いアウレオに再会した翌日、3本並んで出ていた幼菌が育ったところを写しに行こうと思っていた。しかし、夜が明けて目を覚ますとひどく雨が降っているのが分った。疲れていたこともあり、そのまま布団の中でゴロゴロしていた。朝食を済ませても雨は降り続いている。

 仕方なく、写真の整理とかカメラの掃除をして時間を潰した。今日は姫路からH氏がもう一度、青いアウレオが育ったところを撮りに来ることになっていたが、この雨で出発を遅らせていた。結局、雨は止まずに降り続き、11時過ぎに傘を持参でアウレオの斜面に行くことにしてH氏には先に行っていることを知らせた。すると同じきのこグループのA氏も一緒に連れて行きたいが良いかというので了解した。マツタケのシロだったら遠慮願うところだけど・・・・




Aureoboletus sp.
期待通り、一晩でかなり育っていたがこの雨では傘に光が反射してしまいちょっと、残念。


 この少し上に個体も良い感じだけど・・・・





どうせなら、アップで写してびしょ濡れのところを写しておこう。


 斜面の下からも・・・・








昨日、頭を出していた幼菌は育ち、横にもう一つ幼菌が顔を出していた。


 昨日、見つけたアウレオの親子は・・・・


  



 一通りアウレオを観察してから次の場所に移る前にH氏に連絡すると、自宅近くの神社の辺りを走っているという。それならあと20分ぐらいで到着しそうだ。斜面を降りるのを止めて脇の林の中を探索することにした。



ウラベニヤマイグチ モドキ (注 勝手に付けた名前、ウラベニと言いながら裏が黄色い)




このイグチはウラベニヤマイグチの個体変異のような位置付けになっているのだろうか?この場所には20個体ほどが出ている。ブルーアウレオの斜面にはウラベニヤマイグチも幾つか出ていたが、どういう関係なのだろう、分らない。


 そうこうしている内に車の止まる音がしてドアを閉める音が聞こえた。斜面を登り、姫路からの来客2人と顔を合わせた。A氏とはいつか、三室高原できのこを探している時にばったりと出会ったことがあるのを思い出した。

 斜面の蒼いアウレオや沢山出ていたソライロタケ、そしてウラベニヤマイグチ モドキの場所を案内して・・・・





 ・・・・別れた。そのころになって漸く雨は止み、明るくなってきていた。僕にはもう一ヶ所気になっている所があった。


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稔りの秋  ミズトラノオの花       2015.09.13.(3)

2015-09-15 07:10:07 | 山、花、山野草




 きのこ観察の帰りにミズトラノオの花の咲く池を訪ねた。場所は違うが新聞にミズトラノオが咲いているという記事が出ていたと連れ合いから聞いていた。

 池の周囲の田では稲穂が黄金色にいろづき、稲刈りもそう遠くはない様子。この辺りは酒米ではなく早稲を植えているのだろう。





 
 さて、池の周りを歩いてミズトラノオを探す。数年前に来た時は少雨の年で池の水が干上がっていて岸側をかなり自由に歩けたのだが、今年は池は前面に水を湛えていた。田圃のあぜ道を歩いていてようやく僅かに咲いているミズトラノオを見つけた。





 その少し先にも・・・・





 誰かが先に来て、その先まで草を掻き分けて進んだ跡が残っているが、長靴を履いてきていなかった。

 これ以上、進めない。草が先を覆っていて見通すこともできない・・・・

 仕方なく、池の反対側にも少し咲いていたのを思い出して、行ってみることにした。農道は草が厚く覆っていて、どこを歩いて良いのか分らないほど。気を付けて進むと・・・・





咲いている。


 そして、狭い範囲だが、群生していた。








甘い匂いが辺りにたちこめ、タテハが蜜を吸いに集っていた。


 さらに奥にはオミナエシの花が満開。以前より随分と殖えたようだ。





 満足して家路につく。帰ってシャワーを浴びてビールを飲みたい。結局、行きつくところはビール。。。



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Mustered Colored Aureoboletus sp. 芥子色のアウレオ       2015.09.13.(1)

2015-09-14 23:09:36 | きのこ など




 久し振りにS公園に出掛けた。目的はクリフウセンタケの写真を撮ることだ。その結果は「きのこ情報」で発したが、この日は他にも発見があった。ここ数年、追いかけていた 未記載種の Aureoboletus sp. の内の芥子色の方をここで見かけたのだ。

 公園入り口から池の脇を通り、山の奥に入った。水路沿いに進むと脇の斜面にはニガイグチ属が沢山出ていて、そのほとんどが腐ったり、白く黴が生えたりしていた。






 もうちょっと早く来たら面白かったかもしれないが、腐ったイグチの臭いは堪らない。




ウラベニヤマイグチ
この公園でウラベニヤマイグチを見つけたのは2009年だった。当時、沖縄でしか報告がないイグチが兵庫県で見つかったということで、随分、興奮したものだったが、今では個体数も増えたし、発生場所も広がっているようだ。


 水路沿いを歩いていると谷側に白っぽいイグチが幾つも出ているのに気がついた。かなり歩いてきていて、斜面を下ることを躊躇ったが結局、降りた。




・・・・




Aureoboletus sp.
ブルーアウレオと共に最近、見掛けるようになったイグチだった。


 自宅近くの山で、ここ数年、観察していたのだがS公園にも出ていたとは知らなかった。










抜き採ろうとして柄を持つとゴムのような弾力があった。そしてなかなか抜き採れない。この感触は以前に長野県でアカジコウを見つけて引き抜いた時に似ていた。

 一見、ウスキニガイグチにも似ているように思って匂いを嗅いでみたが、チーズ臭があり、ウスキニガイグチの不快な臭いとは違っていた。

 帰路につく。



コトヒラシロテングタケ



 そして、また、似たイグチに出会ったが・・・・






 裏を返すと孔口は白く・・・・




 

 特有な臭いがした。これはウスキニガイグチで、やはり、先程のイグチはウスキニガイグチではないことを確認。



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きのこ情報  クリフウセンタケも出始めました。        2015.09.13.(0)

2015-09-14 07:02:35 | きのこ など

 クリフウセンタケ(ニセアブラシメジ)


 クリフウセンも出だしたという情報を友人から得ていたので、今日、確認してきた。出ているというのはクリフウセンの中でも大型で一番味の良いタイプだ。毎年、小型のクリフウセンよりも少し早く出てくるが、赤松混じりの林に出ることが多い印象がある。そのタイプが毎年出る斜面を探したがなかなか見つからず。ようやく見つけたが僅かだった。


 少し場所を変えて歩いていると・・・・





 何か所かで出ていたが、まだハシリ。数は少ない。小型のクリフウセンが出始めるはもう一雨降った後になるだろう。でも、そう遠くはない。

 ところで、クリフウセンといっても特徴の事なる幾つかの種があると以前から書いている。そして他の人からもそのようなことを聞く。最近はきのこの鑑定にDNAも調べるというから、素人の知らない内に分類が進んでいるのかもしれない。その内、誰かに聞いてみようと思う。



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探し物は見つからず、ヒナノシャクジョウを見る       2015.09.05.(4)

2015-09-13 21:59:21 | きのこ など

Hygrocybe sp.


 やがて道は薄暗いコナラと杉の混じった林の中に続いた。傘の白っぽいイグチが前方に見つかる。ひょっとして・・・・


  
ウスキニガイグチ     Tylopilus alkalixanthus Amtoft
違った。嫌な匂い。




アカヤマドリ
このまま素通り。










ベニヒガサ?
竹林ではなかった・・・・


  
ウラベニヤマイグチ
この森にもウラベニヤマイグチが出る。


 杉林の中に山から水が沁み出している場所があって、この日は雨の後だったので流れが出来ていた。その周囲の湿った地面にヒナノシャクジョウが出ていた。










ヒナノシャクジョウ


 ここから急斜面を登り明るい山道に上がった。山道を少し登るが・・・・



  
ニセアシベニイグチ


あっ!!



コウタケ
⇒緊急きのこ情報へ


 結局、白いアウレオには出会えずに下山した。帰る途中、ミズオオバコの咲く池に寄ってみた。去年は繁茂し過ぎたせいかもしれないが、刈り取られてしまいほとんど花が咲かなかったのだが・・・・



ミズオオバコ
葉はかなり茂っていて回復してきている様子だ。




花はまだチラホラとしか咲いていない。これから、楽しみだ。


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緊急きのこ情報  サクラシメジも出始めました。        2015.09.12.(0)

2015-09-13 06:56:32 | きのこ など
 予想していた通りなのだから、緊急情報ではないのかもしれない。でも、本当に出始めていた、サクラシメジ。




サクラシメジ






この視野で13個のサクラシメジが見えている。


 クリフウセンは今日の山では出ていなかったが、木曜日に友人が近くの山で採ったという連絡があった。




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場所を変えて 白いアウレオを探しに        2015.09.05.(3)

2015-09-12 22:06:19 | きのこ など



 青いアウレオを探した後は、いつもの事ながら場所を変えて白い Aureoboletus sp. を探しに行った。車を停めて山に続く道を歩いてゆく。青い池を過ぎてから林の中を散策する。





 今年はいやにベニウスタケの姿を良く見る。この場所はアンズタケが毎年出ている場所なのだが・・・


  
左:ベニウスタケ
右:アンズタケ


アンズタケ


 林の中にはイグチ類がポツポツ出ているが、決して沢山出ているわけでもない。いつもお馴染みのきのこだから、写真を並べておく。




ニセアシベニイグチ 多分




ナラタケモドキ 老菌




トラシマチチタケ






      
ベニヒガサ



  
オオツルタケ








コビチャニガイグチ








ベニイグチ





キクバナイグチ 幼菌





Hygrocybe sp.





ナラタケモドキ








ヒメカバイロタケ




セイタカイグチ






  
イボタケ属




ママコナ



 どうも、白いアウレオはまだ出ていないようだ。さて、これから食菌の出るエリアに入ることにする。


つづく。


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赤い宝石 タマゴタケ        2015.09.05-06.(番外)

2015-09-12 09:16:05 | きのこ など



 青い宝石のついでに赤い宝石も。長雨でいろいろなきのこが出てきたけれど、カラフルなきのこも沢山出てきた。その中で、赤いきのこというと、今回、タマゴタケとベニヒガサ。やっぱり、主役はタマゴタケかな。








タマゴタケ


 そして、脇役・・・・



ベニヒガサ



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青い宝石 ソライロタケ        2015.09.05.(2)

2015-09-11 21:11:24 | きのこ など
 結局、ブルーアウレオはいつもの斜面で10個体ほどが見つかったのだが、それでは別荘の御主人が言っていた、いつもと違う場所に出ていた青い宝石ってのは何なんだ??

 不思議に思って、一度別荘に戻って場所を聞いた。そしてその辺りの斜面を探してみるのだが、例のアウレオは全く見つからないのだ。そしてようやく見つけたものは・・・・




ソライロタケ
そういえば、どこかの図鑑に青い宝石とか書いてあったような気もする。











 あんまりお目にかかれるきのこではない。今年はここが初めてだ。この場所だけで5つも出ていた。どうも、溝に積った落ち葉からソライロタケは出ているようだったので、同じような場所を探してみると・・・・



  

あった!陽の光が射しているので、遮って写し直す。


 他にも・・・・












 これだけ見れば十分。最後にブルーアウレオの親子の姿をもう一度観て、この斜面を離れることにした。





傘の裏は黄色。青さではソライロタケの方がずっと上だな、やっぱり。


 これから、もう1種のAureoboletus sp.の出る場所を歩いてみようと思う。



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台風と東京出張          2015.09.09.

2015-09-11 08:07:06 | Weblog
 金曜日は共同研究先との打ち合わせで東京へ日帰りで出張することになっていた。台風が近づいていることは知っていたが、小さな台風だし大したことはないと思っていたのだが、前夜にチェックすると大当たりの予感。在来線は運休している所もあるらしい。仕方なく、朝の7時半に新幹線が停まっていたら中止ということにして寝た。

 翌朝、少し早く起きて状況を調べると台風は相変わらず、真っすぐに東海地方を目指して北上していたが、新幹線は平常運転をしているらしい。でも、東海道本線は停まっている。新幹線は動いているんだからと皆と連絡をとり自宅を出た。高速バスに乗り大阪を目指す途中で雨が降り出した。バスから地下鉄、そして新大阪に着き、9:37 ののぞみに乗車した。

 メールをチェックしたり資料を読んだりしている内に岐阜を過ぎた。急に天気が悪くなり、窓の外は見えなくなった。







 しかし、それも一時のこと。一宮辺りでは雨は小降りになるが、雲の動きが早い。







 名古屋に着いた時に台風が三重県辺りに上陸した模様とのニュースが流れるが・・・・





空には青空が見えていた。でも、その手前には低く雲が覆っている。これって、台風の目の中なのかな。。。


 その後、天気はまた悪くなり、雨も酷く降り出した。

 小田原辺りではまた、土砂降りになり・・・・





 品川辺りでは、もう水中にいるような窓の外の景色だ。








おいおい、マジかよ。


 東京に着いて、嫌々、列車を降りた。そして京浜東北に飛び乗り新橋まで二駅のはずが・・・・、あれ、快速?田町まで行く羽目になり、また新橋まで戻ってきた。今日の仕事は築地の国立がんセンターなのだが、土砂降りなんてもんじゃない。バス停の手前の屋根の下で待っていて、来たバスに飛び乗った。バス停からは仕方なく傘をさしてがんセンターまで100mほど歩いた。

 仕事は午後2時から2時間ほどで終了。終わって入口まで戻ってくると、これまた尋常ではない雨の降り様だ。どこかから、また避難指示が発令されたなどというニュースが聞こえてくる。新橋まではタクシーを使うことにした。ニュースをでは東京や栃木の降雨が酷いようだ。

 それでも新幹線はほぼ平常運転とのこと。駅弁を買うことにした。前回と同じ、品川貝づくし弁当を買いたいのだがどこの店で売っていたのかが分らない。汗をびっしょりかいてまで歩き廻って探したが見つからず、仕方なく崎陽軒のシウマイとビールを2本買った。チケットを買い改札を通る。そして、目の前の店に「品川貝づくし弁当」を発見したのだ。改札を通った後に売っていたのか・・・・

 弁当を探していて時間が経ったせいか、のぞみが動き出して10分後には青空が広がっていた。安心してシウマイを摘まむ。






 空は澄み渡っていて山もくっきりみえている。が、変な形の雲が山の上に乗っている?






 その後、のぞみはトンネルの中を通り抜け伊豆半島の反対側に出た。









変な形の雲は富士山のてっぺんにかかっていた雲だったようだ。


 のぞみが急に速度を落として徐行し始めた。富士川の水位が上がっていて危険なので徐行しているのだとアナウンスが入った。富士川鉄橋の上から富士山を撮る積りでカメラを構えていたのだが、徐行しているのは良いチャンスだったのだが、イマイチの結果に終わった。鉄橋が邪魔すぎる・・・・





あばれる富士川と富士山



 やがて陽が沈み、新大阪に到着。自宅に戻ったのは夜9時だった。栃木、茨城では大変なことになっているらしいことを知った。




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青いアウレオ 今年も        2015.09.5.(1)

2015-09-10 21:31:08 | きのこ など


 
 やっと巡ってきた週末、満を持して庭に出た。庭ではタイワンホトトギスの花がまだ沢山咲いていて綺麗。



      

古い花は萎れてポトリと落ちて、次の新しい花が開くからいつも綺麗に咲いているように見える。


 先週、そろそろいつもの斜面に青いAureoboletus sp.が出るころじゃないかと思って歩いたのだが、ほとんどきのこの姿はなかった。それをH氏に伝えたら、金曜日に様子を見に行ったようで出始めていたとのこと。それで、これからその斜面を見に行こうと思っているのだ。

 車で15分程走って斜面を登って行く。途中にある友人の別荘に顔を出して北海道のお土産を渡し、ちょっと話をする積りが長話になってしまう。いつもこんな感じ。でも、早く見に行きたいのだが話しはなかなか尽きない。



  
左:クロアザアワタケ
右:ベニイグチ






 ちょっと話が途絶えたところで、山のきのこを見てくると言ってその場を離れて林の中に入って行った。さっきの話では、青いきのこはいつもの場所とは違って奥に入って斜面が急に落ち込むちょっと手前に出ているような話だった。H氏はこれは青い宝石と言われているきのこなのだと言っていたとか。何か変だな・・・・

 やはり、いつもの斜面のチェックから始めた。




オオツルタケの仲間?




最近、こういうのをカッパツルタケと呼ぶことが多いようだ。確かに河童の頭のような傘の模様。




ナラタケ



 そして、やっぱり出ていた青いアウレオ




Aureoboletus sp.
ちょっと傘に傷あり






      
  ビロードツエタケ



 また、見つけた。











同じ個体。


 写真を撮ろうとモニターを覗いていると、少し上にも幼菌が出ているのを発見した。







 そして、その上にも・・・・





傘が1cmくらいの幼菌


 それからしばらく見つからず・・・・




セイタカイグチ





ハナガサイグチ





モエギアミアシイグチ



  
ウラベニヤマイグチモドキ(勝手に命名。ウラベニヤマイグチの孔口が黄色いイグチ)
このイグチは2009年に初めてこの場所で見つけたのだが、それ以降、毎年この周辺で見ている。そして、個体数を増やしている。







 今日はこんなところかな、と思って道の反対側を覗いてみると綺麗に開いたアウレオが立っていた。







 ちょっと根元が気になるなと思って枝をどけてみると・・・・





赤ん坊が隠れていた。


 そして、これがこの日のアウレオの最後の写真。




3つ、青いアウレオが並んでいた。


 明日、時間が許せばもっと開いたトリオの写真を撮りたいと思いながら、次の斜面に進んだ。


つづく。

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朝のキノコ 1          2015.09.07.

2015-09-09 00:21:10 | きのこ など

 ムジナタケ



 きのこはそこら中で出ている。そうなると、勤め先でも同様。朝、仕事場に車で向い、降りたところできのこが沢山出ているのを見つけた。傘を開ききっていて平ら。らしくないが、ムジナタケだろう。幼菌を探すと・・・・







 歩いてゆくと久し振りのきのこに出会った。




テングツルタケ
ありふれたキノコなのだが、今年は出会ったことがなかった。


 不思議なもので、以前には見たことも聞いたこともないきのこが沢山目につくようになり、その半面、馴染みのきのこが出ていない。
きのこにも流行り廃りがあるようだ。

 今朝はこれから東京へ。新幹線は平常通り動いているようだ。


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ヤマシャクヤクの尾根にて  夏の乱          2015.08.27.(1)

2015-09-08 22:34:42 | 山、花、山野草

 


 ヤマシャクヤクが咲く頃に訪れた山で撮った蘭の葉をブログにアップした。その葉はクモキリソウに思えたのだが、
知人からジンバイソウの可能性があるから確認した方が良いと言われた。正直なところ、あの山はしんどくて斜面には
蛭が住んでいる。雨の季節にあそこを登るのは自殺行為にも思えた。

 しかし、雨は降るがきのこは出ず、花もない季節。やっぱり、友人を誘って確かめに行くことにした。夏の乱、蘭を見に行く。

 車を置いてかなり登った所にある林道に、実は車で行けることが判った。だから今回はマツカゼソウの咲く林道に車を
おいて登り始めた。最初の急斜面を登り、その後、杉林の中の尾根を辿る。



  




ベニイボカサタケ




キイボカサタケ





マントカラカサタケ 多分・・・


 雨が続いているだけあって、きのこは相変わらずポツポツと出ている。




ドクツルタケ



 尾根筋を降りて、日陰の杉林の谷を登って行く。







      
   ミヤマシメジ
杉の木の枯れた株や枝から発生するので、結構良く見かけるきのこ。黒変するので最初は腐ってるのかと思ったものだ。




ヤマシャクヤクの株


 
 この谷には道はなくて、雨の時に流れる沢沿いを歩いて登る。日照が少ないので植物の姿は薄い。




ナガバノハエドクソウ、多分







 何となく近縁の植物が二つ、生えているように見えるのだが・・・・





遥かに小さな株





そろそろ、登って行く先が明るくなってきた。


 尾根筋が近いのだ。この辺りだったかな、あの蘭の葉を見たのは・・・・、探す。

 あっけないものだ。記憶通りに蘭はあった。



??!



      

此処まで来て気がついた。見分けられない。でも、花はかなり前に終わっている感じ。だからジンバイソウではなさそうだ。
やっぱりクモキリソウが正解なんじゃないの?


 ここまで来たら尾根筋まで登って、他にも見つけていた蘭の葉を見てくることにした。




サマツモドキ




スギヒラタケ 幼菌



 尾根に出てから、尾根筋を左側に進んだ。相変わらず・・・・




キイボカサタケ




ベニイボカサタケ




夏の乱  名前を知らない




エビネ類



      
      トンボソウ?


 目的の蘭の花後の写真は撮ったので、山を下ることにした。一気に下る。









マツカゼソウ



 林道まで下って車まで歩いてゆく途中・・・・



  
ヤマジノホトトギス
ホトトギスは随分と花期が長い。1か月前も咲いていたよな・・・・


 その林道の脇に湧水が流れている斜面があり、その周囲には珍しいものが生えていたりするのだ。









これは、クモチリソウだ。花の時期に確認している。この姿を見ても、やっぱり尾根筋の蘭はクモキリソウだったのではないか。


 まだ早い。帰り道に高原の沢沿いに生えていたエビネを確認することにした。

 その前に、沢沿いの日陰に咲いていたクサアジサイ??の花












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