今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

予告  雨後のタケノコ、じゃなくてキノコ        2015.09.5-6.

2015-09-07 23:18:03 | きのこ など

ベニヒガサ

 
 予想していた通り、週末の里山はきのこのお祭りのようだった。でも、現実は厳しいもの。週が明けると仕事が山積みで・・・。

 そこで、綺麗どころを予告でご紹介。




Aureoboletus sp.
ブルーアウレオ、今年も沢山出た。



ダイダイイグチ




      
      ソライロタケ
      青い宝石




アケビの若い実



 そして日曜日、雨の降る中で見つけた・・・・




タマゴタケ



 他にも珍しいきのこ、綺麗なきのこが一杯。予告!雨後のタケノコ、じゃなくてキノコ



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終章  夕張からの帰路        2015.08.16.

2015-09-07 07:25:56 | Weblog




 翌朝はいつものように6時過ぎに目が覚めた。いつもならのんびりと布団の中でゴロゴロして時間を過ごすのだが、今日はそうはいかない。兵庫の自宅に帰らなければならない。

 随分と遅くに買った格安チケットだったから、買えたのは午前中の便だけ。だから早く家をでなければならないのだ。すぐに起き上がり服を着て、カメラを持ってアパートを出た。最後の朝の散歩だ。実はシラタマソウの花が綺麗に開いているのは早朝だけだというのがようやく分って、写しておこうと思っていた。

 玄関を出てすぐのガガブタの花。実はその周りのセイタカアワダチソウのようなのもずっと気になっている。北海道に来てからセイタカアワダチソウ似のものは山ほど見ているが、どれも小さくかぼそくて、自宅近くに沢山生えているものと同じとは到底思えないのだ。でも、葉を千切って匂いを嗅いでみると同じ匂いがする。まあ、いいか・・・




シラタマソウ
やっぱり綺麗に開いていた。


 周りを探していると、何とピンクの花も見つかった。同じマンテマの仲間とは思うがこれもシラタマソウだろうか?



??
シラタマソウに色違いがあるんだろうか?まだ、調べていない。


 そのまま夕張川にかかる橋のたもとまで歩いてきた。




夕張川
今朝の川の水は澄み始めている。




次にこの川を見るのはいつになるのだろうか。いや、見ることがあるのかも分らない。息子はその内、転勤になる可能性は高い。悔やまれるのは今回、夕張岳山頂まで登っていないこと。


 アパートに戻り、朝食をとり荷物を整理して金色のフィットに積んだ。息子夫婦にお礼を言い、初孫にバイバイして空港に向けて走り出した。途中、コオニユリが綺麗に咲いている所で車を停めて写真を撮った。






 
 空港へ向う道。



新夕張駅付近の道


 新千歳空港近くでレンタカーを返却し、バスで空港へ。空港は恐ろしいほどの混雑で、長い行列が出来ていた。ほぼ最後に駆け込み、10:40 には機上の人となる。



      


 十分、余裕を持って空港に出てきたはずなのに、自分のミスで随分時間を無駄に使ってしまった。それでも何とかセーフ。



      



 帰路は日本列島を突っ切り舞鶴辺りから南下したような気がしていたが、さっぱり分らなくなってしまった。それでも、予定通りに関空に到着。昼飯を食べてから予約してあったベイシャトルに乗り込んで一安心だ。




14:40


 神戸空港近くの港に到着して、駐車場に置いた愛車を探す。どこだったっけ・・・・


      


 戻って来て驚いたのは、ちっとも暑くなかったこと。出発するとき、ここを歩いていた時は暑かったけれど、この日も真昼なのに暑くないのだ。何か拍子抜けしてしまった。



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小樽にて  北一硝子と運河沿いの倉庫        2015.08.15.(2)

2015-09-06 19:13:14 | Weblog



 連れ達が先に行っていた北一硝子の店を見つけて中に入った。小樽の街にはガラス細工の店が沢山あって、しかも北一硝子の店も一つではないのだ。

 中に入ってびっくり。綺麗な硝子の器が沢山並んでいた。その中でも切子細工の器は素晴らしい。








こういうのに弱いんだよな・・・・。目の毒だ。





一個 4500円 ・・・・


 一輪挿しの花瓶も・・・・









 一つ、二つなら買えるかもしれないけれど・・・・



小樽切子 万華鏡


 で、買ったのは・・・・




風鈴

今年の夏は凄く暑かったので、庭に風鈴でもぶら下げておいたら少しは涼やかに感じるんじゃないかと思っていたから・・・・


 その後、店を出て、運河沿いの倉庫を見に行くことにした。


      

もう、六時になろうとしている。夕方だ。





この辺りから運河が始まる。








      



 運河沿いの道を歩いてゆく。観光客もかなり歩いていて、同じように写真を撮っている人もいた。最近、一眼女子多いよな。












 一番端まで歩いて行って、裏を通って戻ってきた。




レンガ倉庫の裏側 駐車場になっていたりする




LAOX
中国人観光客の爆買いで大儲けしている会社だったな。


 その後、蒲鉾屋に戻りお土産を買ってから、高速道路などを走り夕張まで戻った。2日間、随分走って食べて、良く遊んだ。

 もう、明日は北海道を離れなければならない。



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緊急きのこ情報  今年は早い! コウタケが出始めました。        2015.09.05.(0)

2015-09-05 22:53:58 | きのこ など




 今年はお盆までの猛暑が嘘のように、盆明けから気温がかなり下がって、ここの所雨も降り続いていた。先週末くらいからイグチの姿も増えてきていたので週末を楽しみにしていたのだ。

 これだけ涼しくなって、雨もたっぷり降ると9月の第2週には秋のきのこが出始めるんじゃないか、などと知人と話してから、この山を登ってきたのだ。森の中のコナラの枯れ木からはナラタケモドキが出ていたり・・・・




ベニイグチ
ドギツイ色のベニイグチが出ていたり・・・・


 毎年見かける夏の終わりの雨の後の光景だった。森の中を抜けてまた、道に戻り登って行くと、登山道の脇の枯れ枝の横に変なきのこが出ているのに気がついた。

 なんだ、ケロウジか。




アングルを考えたり、ピントを合わせたり露出を決めたりしてから撮った。モニターに映った写真を見ると足が随分長い。


 スマートなケロウジだなと思ったけれど何か変だ。ちょっとその脇を見ると大きなのが2本立っていた。




あれ?と思って触るとグニャっとした触感。もう老菌のようだ。

 手の匂いを嗅ぐと・・・・、あれ?ケロウジじゃなくてロウジ。コウタケじゃないか。




周囲を見ると全部で20本近い数のコウタケが出ていた。


 どれも小振りだが、決して幼菌ではない。そして、この場所でコウタケを見たこともない。新しい場所だった。



コウタケ


 緊急きのこ情報、秋のきのこ、コウタケが出始めたようです。コウタケのシロをお持ちの方はチェックをお願いします。




ママコナ


おわり。

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ムラサキヤマドリタケ           2015.09.03.

2015-09-05 07:56:55 | きのこ など
 週が変わってからも曇りときどき雨、のような天気が続いている。先週末はきのこの様子はイマイチだったが、出始めている気配は感じていた。

 休みが取れないので山の様子は何とも分らないのだが、勤め先の様子を見てみると、ニオイコベニタケ、シロハツ類、ヒメコナカブリツルタケなど、コナラの樹下に出始めているので予想はできる。そして、今朝は・・・・




コウジタケ
イグチも出始めていた。

 
 そろそろだな、と思って仕事場へ向う途中、そういえば、あれは今年は出ないのかな、と思って振り返ると・・・・




ムラサキヤマドリタケ
背後に気配を感じていたんだな。良い勘しているな、と思うけれど、外れていることも多いことは忘れている自分。
それで良い。


 この場所のムラサキヤマドリタケは毎年は出てこない。2年か3年に一回だけ。気が付いていないだけかもしれないけど。




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夏の長雨の後、里山巡り           2015.08.29.(1)

2015-09-04 23:05:06 | きのこ など


 
 北海道から帰ってからは盆前までの暑さが嘘のように涼しくなって、それから雨の降る日が続いていた。雨が降るのはきのこにとっては良いのだけれど、気温が下がると爆発的なきのこの発生は期待できない。とは言ってもそろそろかな、と思って近場の里山を廻ってみることにした。

 結論から先に言うと、やたらと目についたのはベニウスタケだった。


  




ベニウスタケ     Cantharellus cinnabarinus (Schwein.) Schwein.
どれも、ちょっと盛りを過ぎていて被写体としてはイマイチだった。


 最初の場所は毎年見に行っている水色のアウレオの出る斜面の周辺だったが、きのこの姿はほとんどなくて、目的のアウレオの姿も見当たらなかった。かろうじて見つけたイグチは・・・・







ウスキニガイグチ     Tylopilus alkalixanthus Amtoft


 それから、叢の陰に1cm程の小さなカラカサタケの仲間。



Lepiota sp.


 叢に投げ捨てられたゴム靴の脇に・・・・






ミドリニガイグチ     Tylopilus virens (Chiu) Hongo


 近くに住む友人夫妻も留守だったので、次の場所に移った。



 車で20分程離れた川沿いの場所だ。山は湿っていて雰囲気は良いのだが蚊がほとんど出てこない。これはきのこの発生には条件は良いとは言えない。


 最初に見つけたイグチは・・・・



??柄がない?

 反対側から撮って納得。



アシナガイグチ     Boletellus elatus Nagasawa


 こっちの山も湿り気は十分なのだがきのこの姿は少ない。斜面を登って行ってやっと見つけたのがこれ。







キアミアシヤマドリ     Boletus auripes Peck
最近はこの名前が良く使われるようだ。



  
Boletus auripes Peck



 それから、しばらく歩いて、汗をかいて・・・・




ベニイグチ     Heimioporus japonicus (Hongo) E. Horak = Heimiella japonica Hongo




アシナガイグチ     Boletellus elatus Nagasawa
ちょっと木にもたれかかっていたりして・・・・




チチアワタケ     Suillus granulatus (L.) Roussel
いつも無視のきのこだけど、今日は特別。



 帰り道でまた出会ったのは・・・・







ウスキニガイグチ     Tylopilus alkalixanthus Amtoft



 来週に期待するしかないな。




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倶多楽湖から小樽へ        2015.08.15.

2015-09-03 22:03:15 | Weblog
      


 登別温泉に宿泊した翌朝、少し早く起きてひとり温泉に入った。前夜とは男湯と女湯が逆になっていて、今度の露天風呂は小さくて、水の流れ落ちる岩壁もなかった。残念。朝から長湯すると体が動かなくなるので、直ぐに出て部屋に戻ったが、風呂に行っている間に部屋には誰もいなくなっていて、結局、朝寝をすることになる。

 朝食後、初孫と戯れる。写真を撮ろうとすると近づいてきてレンズを覗きこむ。だから、こんな感じ。

 さて、今日は近くの湖の脇を通り抜け、小樽まで走ることになっている。北海道の地理が頭に入っていないのではっきりしたことは分らないが、相当な距離になるはずだ。宿を出たのは10時頃だったかな。昨日の大湯沼へ向う道を走り、途中の三叉路を右、倶多楽湖方面に進む。坂道を登り切ったところが展望台だった。




日和山展望台
ここは大湯沼の脇に見えていた日和山を見渡す展望台。







 沼の脇の煙の立ち昇っていた山が日和山だ。





こんな風景を見ていると、いつ大噴火が起こっても不思議じゃないという気分になる。


 車に戻り先を急ぐ。やがて見えてきた湖、倶多楽湖。湖水の透明度は摩周湖につづく日本2位だそうだ。更に進むと木々の間から湖が間近に見えるようになった。





 そして、更に進むと湖畔に駐車場があった。車を降りて歩いてゆく。





風は無いが雨が降り出した。そして湖面をみると水草が水面に出ている。透明度2位の湖には相応しくない光景には思えたが・・・・


 倶多楽湖には流れ込む川がないという。そして、湖底からは豊富な湧水があるらしい。それが透明度の秘密なんだろう。



  
左:ミゾホウズキ
右:オトギリソウの仲間





 
 倶多楽湖畔を出発したのは11時だった。ここから小樽に向けてながいドライブが始まった。山を降り高速道路をひた走る。しかし、途中で高速道路は事故で大渋滞を起こしていた。回避して地道を走ったが小樽到着は14時半。2時間のロスだった、らしい。

 到着した小樽でも驚きだった。港周辺は大混雑で車を停める場所を探すのが大変。有名らしい蒲鉾屋の大きな駐車場に何とか車を停めた。



蒲鉾屋の作業所風景


 それから街の見物に出掛けた。おかしな店発見。



これ、どゆこと?

預かって貰うことにした。店内は・・・・




昆布屋である。


 天井を見ると・・・・





天井は昆布の展示になっている。





騙されて、お土産を幾つか買わされた。僕は預かって貰っただけだけどね。


 腹も減ってきたので昼飯を食べることにした。




生ガキ、鮑、ウニ丼など
ビールを飲めないので控えめに・・・・


 昼飯を食べている間に雨が降っていたらしい。店を出て通りを歩いていると虹がでているのに気がついた。





こういう時に限って携帯しか持っていない。


 一度、車に戻ってカメラを取ってくることにした。






 カメラを持って街の通りを歩いて行った。連れ達はガラス細工の店に入っているらしい。












Le TAO
ここが小樽のルタオである。要するにダジャレじゃねえか!本店です。



      


 連れ達は北一硝子という店にいるらしい。


つづく。


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キアミアシヤマドリタケ           2015.08.29.

2015-09-02 22:57:50 | きのこ など

 キアミアシヤマドリ      Boletus auripes Peck.


 このところ、雨が毎日降り続いている。今年はきのこの出始めが早いのではないかと思って、週末に歩いて見たがそれほどでもない。気温もかなり下がっているので、イグチの仲間の出は悪い様子。ようやく、数種類のイグチを見つけた。

 でも、今週末はきっと一気に出だすだろうと思う。楽しみ。




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出遅れた! ナツエビネ訪問            2015.08.22.

2015-09-01 22:34:24 | 山、花、山野草
 北海道から戻った翌週末、気になっていたナツエビネを見に行った。例年であればお盆の辺りが見頃じゃないかと思っていたが、今年は何ともしようがなかった。それでも、ひょっとしたら今年は開花が遅くて・・・・、なんて期待もしていたのだ。

 用意を終えて、家を出たのは10時過ぎ。そこから2時間半ほど高速道路を走り、昼飯は・・・・



鴨南蛮


 そこから、また1時間ほど走って車を停めた。GPSのスイッチを入れてカメラを持って歩き出した。そろそろ山は秋の気配だ。



ボタンヅル


 針葉樹の深い森の中に入って行く。いつもここでは迷ってしまうのでGPSが欠かせない。途中まで獣道のようなものがあるが、一度外れると何も分らなくなってしまうのだ。

 最初に出会ったナツエビネの群落は・・・・





ほぼ、完全に終わっていた。


 その近くの群落は花を一切付けていなかった。




ジエビネだったか・・・・


 薄暗い杉の樹下を草を掻き分けて歩くと見事なナツエビネの株に出会う。でも・・・・




さぞかし美しかっただろう。丁度、北海道に居た頃が見頃だった筈。



      

これが、この日のベストの株だ。


 この森のナツエビネの花は色が濃い。僕の好みなのだが、人によっては色が薄くて白に近いようなものが好みの人もいる。









ナツエビネ







 結局、歩いている内にいつものように分らなくなり、GPSの頼りになってしまった。森を出て川の向って歩いた。




ゲンノショウコ
この辺りはゲンノショウコの花は白とピンクが1:1くらい。この群落はピンクのみだ。




ヤブラン
樹下の日陰にはヤブランの花が沢山咲いていた。




ヌスビトハギ


 谷へ下る。下り切った辺りに白い花を見つけた。




カラマツの仲間  調べる積り


 毎年、見ているアケボノシュスランの群落は健在だったが、花が全く付いていない。




これは、健在とは言えないな・・・






マネキグサ 咲き始め


 ようやく、川に辿り着いた。










 
 川はいつものように静かに流れていた。相変わらず、人影はなくて寂しさを感じる。

 帰り道、ホトトギスの花を見つけた。



セトウチホトトギス
初見である。



これもそうかな?



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