その1はこちら
雷も雨もいつしかおさまり、静かな山の夜となった。
そのまま爆睡してしまったので星が出ていたかどうかは未確認。
【5:10】昨夜のひどい雨もそれなりにはけているようなテント場。
ゆっくり起きて、小屋の前のトイレまで行くと・・・

おおっーーー!富士山がくっきりはっきり雲の上に浮かんでいるではないですか!
先週はあのてっぺんにいたんだよね♪
美しいぃ~~~もうコレが見れただけでも感謝しなくちゃね。あの雷の後だもんね。

【6:03】前三ツ頭?のほうに朝日が昇りました。

薄紫から紺碧へ。ちょっとの時間でこれだけ印象が変わるんですよね。
自然の色ってホント、美しい。

(赤い矢印が権現小屋・手前がギボシ?山頂は右?)
さてテントを撤収して出発です。
通常なら空身で「権現岳」ピストン、となるところでしょうが、
私はりっぱな高度恐怖症。事前調査で結構私にはきつそうな感じのコースだったので、
今回は体調不良と大雨の後、ということであっさりパス。
つか、多分最初から登る気ないんだよね・・・いけないなぁ。
テント場から見上げた感じでは、なんか登れそうなんだけどね・・・

【6:30】今日のお目当ての「西岳」目指してGO


昨日水を汲んだ所から「源治新道」という道に入っていきます。

緩いのぼりで朝のカラダにはちょうど良い。
樹林帯、所々開けた場所に出ると、山々が見え隠れ・・・

そうそう、この感じがいつもの八ヶ岳。この香り(亜高山帯針葉樹林?)が大好き。

【7:40】最後ちょっとだけ頑張ると、西岳到着。

ひんやりした空気が気持ちいい~

昨日登った編笠山(ホントに笠みたい)や小屋の屋根、富士山が見えます。

振り返るとギボシ?権現岳?やっぱりこちら側から見るとリスキーだ


おっと、その奥には「赤岳」「阿弥陀岳」様が!
よかった、近くで見てみたかったんです!近くで眺めてから・・・モゴモゴ・・・
この間、硫黄岳行ったときガスで何も見えなかったから嬉しい。

エアリアに「南アルプスの眺望よし」と書いてあった通りでした。
こんなに雲が多くても、正面に北岳や甲斐駒さん・・・

中央アルプスや御嶽山までくっきり見えます!
この西岳はなんかおまけっぽいけど素晴らしい眺望の山頂です!空いてるし



編笠山周辺とはまた、違ったお花がひっそりと咲いています。
眺めも良いし、空気も澄んでいて美味しいし。なにいり気持ちいい山の空気。
なんとここで30分近くゆっくりしてしまいました!

いつものように富士山を遠くから拝みながら、あの日のことを思い出したり・・・
眺めが良いと、それだけで楽しい♪

【8:00】下山開始です。
この先、最初は急な滑る下りですが、正面に南アルプスを眺めながら、の
心地よい道です。
15分ほどで樹林帯に入り、この先は登りと同じようなただただひたすら下るのみの・・・
足に堪える下山道でまたしても写真も撮らず(汗)

【9:45】長命水到着。曇り空でも結構疲れました。
冷たい水で顔を洗って生き返ります!

ゴールは「富士見高原ゴルフ場」
ここはテニスや陸上競技場などがあって、宿泊でスポーツをされるかたが多いような感じでした。
さすが高原。ひんやりとした空気が心地よく、スポーツに専念できそうですね。

その日の気分でどこに下山するか?目面しく決めていなかった私たち。
昨晩テントの中で地図を広げ検討したとき書いてあった「鹿の湯」
だめならスパディオ小淵沢に行こう、と降りてきたら・・・
下山口から徒歩15分ほどでこんなきれいな日帰り温泉施設「鹿の湯」に到着しました。
入浴料¥600
持ち込み可・ビールも軽食もあり、湯船も30人くらい入れそうな広いもの。
午前中だったせいか?空いていて、とーーってもゆっくりくつろげるお風呂でした。
フロントでタクシーを呼んでもらい、小淵沢駅へ。

今回歩いたのはこんな感じ。
これで北ヤツ~南ヤツまで計画通り(3年もかかっているけど)進め、
残すは赤いヤツと歩けば八ヶ岳連邦×→連峰を・・・

なんて野望は抜きにして

夏も冬も楽しめる八ヶ岳、また今回もお気に入りのテント場が増えた楽しい山歩きができました。