- 余剰生産物の交換が盛んになる。ローマ時代の地中海域でのa 都市と商業 が復活。
- ムスリム商人・ノルマン人(ヴァイキング)の商業活動 → b 貨幣経済 の広がりをもたらす。
- 十字軍の影響による交通の発達 → c 遠隔地貿易 の発達。
→ これらの商業の復活の動きをd 商業ルネサンス ともいう。
Text p.140
- b ヴェネツィア ・c ジェノヴァ ・d ピサ など。
- e 東方貿易(レヴァント貿易) によりf 香辛料 ・ 絹織物 など奢侈品が輸入される。 次いで内陸のg
- ・h
- などがi
- で栄える。
- b ハンブルク ・c リューベック ・d ブレーメン など。
- e 海産物 ・ 木材 ・ 穀物 などの生活必需品を取引。
- f フランドル地方 :g ガン(ヘント) ・h ブリュージュ などi 毛織物産業 で繁栄。
- イギリスのj ロンドン :北海貿易の中心地。フランドルにk 羊毛 を輸出。
- フランスのa シャンパーニュ 地方:地中海と北ヨーロッパをむすぶルートにb 定期市 が発達。
- ドイツ内陸の商業都市:c ニュルンベルク 、d アウクスブルク などが発展。
- そのほか、バルト海沿岸と黒海方面を結ぶルートで、e ノヴゴロド やf キエフ が繁栄した。
- ローマ帝国末期からヨーロッパの都市はa 司教座都市 として成立。
= ローマ=カトリック教会の高位聖職者である司教の管轄する教会が置かれた都市。 - その他の都市も封建領主の支配受けていたが、b 商工業の発達に伴い、都市の自治を要求し始めた。
背景:貨幣経済の進展に対応するため都市への課税を強化した封建領主に対して都市の抵抗が強まった。
- 自治の内容 a 市民が独自の政府、法律、裁判所を持ち、徴税権などを持つこと。
Text p.141
- 自治権の地域による強弱
b 北イタリア の諸都市:領主である司教から自立して自治都市(c コムーネ )となり、
さらに周辺の農村を併合してd 都市国家 (共和国)となる。
e ドイツ の諸都市:諸侯の力を押さえようとする皇帝からf 特許状 を得て自治権を獲得、
皇帝直属の自由都市(g 帝国都市 )となる。 → 諸侯と同じ地位に立つ。
他の都市は依然として封建領主の保護を受けて、納税の義務を負っていた。
イギリス・フランスの諸都市:国王との結びつきが強く、自治都市は発達しなかった。
- 12~16世紀 有力な都市が皇帝・国王・封建諸侯と対抗するために結成した。
- 北イタリア:a ロンバルディア同盟 ミラノ中心に、ドイツ皇帝に対抗した。
→ ▲1176年 レニャーノの戦いで同盟軍が神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世軍を破る。
解説
レニャーノの戦いは教科書、用語集では扱われないが、ロンバルディア同盟軍がローマ皇帝軍を破った戦いとして重要。都市同盟軍はローマ教皇の支援を受け、イタリア政策を展開するローマ教皇フリードリヒ1世(赤髯王)の派遣した軍を破り、都市の自治を認めさせた。
- 北ドイツ :b ハンザ同盟 c リューベック を盟主とし最盛期には約70市が参加した。
その機能 d 独自の法律・軍隊(陸海軍)を持ち、共同の利益を守った。
→ 14世紀に全盛期となり、北ヨーロッパ商業圏を支配、大きな政治勢力となった。
→ 都市同盟は、16世紀の大航海時代まで存続し、主権国家体制の成立(後出)に伴い消滅する。
地図 主なハンザ同盟加盟都市 ●は主要都市 ●は加盟都市 ■は四大在外商館
(点線は現在の国境)
ⓐ リューベック
ⓑ ハンブルク
ⓒ ブレーメン
ⓓ ケルン
ⓔ ダンツィヒ
ⓕ リガ
■四大在外商館
① ロンドン
② ブリュージュ
③ ベルゲン