漢字が書けないのは、画数が多いなどして難しいからというより、そもそもどんな漢字だったかが思い出せないからなのです。
例えば、「しらみ」という漢字は書けますか?と聞かれて「書ける」と断言できる人はほとんどいないと思いますが、
「風」という字はどうですか?と質問すると、「バカにするな!」と腹を立てられることでしょう。
「しらみ」という漢字は「虱」で、「風」という漢字から、「ノ」をとっただけなのです。ですから、この場合、「しらみ」を覚えようとするのではなく、「風」から「ノ」をとった漢字だということを意識するだけで、遥かに(おそらく何百倍も)覚えやすくなるのです。
ベック式!では「風の(ノ)無い日にシラミ湧く。」と覚えるわけです。
また、「毟る(むしる)」という字は「少」と「毛」の会意であることを利用して「毟るの止(や)めて、少ない毛。」と笑いながら、印象深く覚えることができます。
さらに、「明瞭」「同僚」「治療」「社員寮」などの「リョウ」のように、同音異義語の識別も漢字学習の難しさの一つですね。
このような場合、「人の同僚、目に明瞭、病(やまい)を治療、う(ウ冠)ちの寮。」と4つの漢字を一挙に覚える方が、
共通の部分はまとめて覚えることができ、それぞれの漢字の違いが明確であるため、ひとつ一つ覚えるよりもずっと効率的なのです。
そして、「哀れ」と「衰える」など、似た漢字を覚える際には、「哀れに一人で(「哀れ」という字に一を加えると)衰える。」と覚えるのです。こうすることによって、二つの漢字を混乱することがなくなり
「ベック式!高校受験の漢字が本当に書けるようになり意味も簡単に覚えられる魔法の暗記術」には、
「対照」は〈日が照るところとそこにできる影〉から、「対称」は「右手」「左手」のように〈名称が対になるから〉など、
聞けば一瞬で覚えてしまう強力な語源も満載していますので、
学生さんや社会人の方のみならず、塾や学校の先生にも大いに活用していただける筈です。
また、「理科や社会の難漢字」の章では、他の科目に出てくる漢字も
例えば、「虫書いて、1コ2コ又、一人弓。」(歴史の難漢字の「蝦夷」の覚え方)
という具合に覚えることで、いとも簡単にが書けるようになります。
すべての見出し漢字と例文に英訳が施され、英語学習の新たな視野も開ける、
世界で唯一の漢字を書けるようにすることに特化した暗記術です。
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別宮孝司