ベック式!難単語暗記法ブログ

質の高い暗記法、芸術的なゴロ合わせ、感動の記憶法をあなたに!抜群に効果的な実例満載!

”意味づけ”をして覚える!

2014-05-21 | 〈超〉暗記法のススメ

 前項で「思い出しやすいように情報を加工する」ことが大切であると述べた。それでは具体的に、覚えるべき内容にどのように手を加えれば思い出しやすいのであろうか。
 次の例を見ていただきたい。

 A.てのんだおはかこかろどおさい
 B.おおさかはてんかのだいどころ

 これら2つの言葉には同じひらがなが同じ個数だけ用いられているが、どちらが覚えやすいかは一目瞭然だろう。
 Aの方はいったんは丸暗記できたとしてもすぐに忘れてしまうだろうが、Bの方は簡単に頭に入り、数日後でも思い出すことができる筈だ。
 この差はAが単なるひらがなの羅列であるのに対して、Bの方は意味を持った文章になっているという違いから生じている。

 意味があるものは無意味なものを記憶する場合と比較してはるかに覚えやすく、連想も働くため、極めて思い出しやすいのである。

 例えば、『女の一生』を書いたのは「モーパッサン」だということを覚える際に、丸暗記だとすぐに忘れてしまうだろうが、2つの情報をつないで意味付けし、「女の一生、もう婆さん」とでもすれば、大袈裟ではなくそれこそ”一生”覚えていられるに違いない。

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●「覚えていない」は本当か?

2012-07-26 | 〈超〉暗記法のススメ
サッカーの試合に向けて野球のバットを素振りするような行為

 例えば、英単語の意味を問われて答えられないとき、


皆さんは「忘れた」、あるいは「覚えていない」などと答えるでしょう。

そして正解を教えられて「あぁそうだった。そういう意味だった」などと言います。

 覚えているではないですか。

「そういう意味だった」と言えるということは、忘れてなどいないのです。

それは思い出せなかっただけないのです。

「忘れる」ことと「思い出せない」ことは全くの別物です

このことを認識しないままに学習を進めることは、

サッカーの試合に向けて野球のバットを素振りするようなものです。

逆に言えば、思い出しやすいように覚えることで、

記憶の想起において大きな成果が得られることになるのです。

それでは、どのような情報が思い出しやすく、どのような情報は思い出しにくいのでしょうか?

歴史年代から出来事を、英単語からその意味を、
 
あるいは言葉からそれを表す漢字など、2つの情報を結びつける際に最も大きな効果を上げる橋渡しをするもの、

それが「連想」なのです。                    20120714142947.jpg
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●英単語漢字変換暗記術

2006-04-20 | 〈超〉暗記法のススメ
ache(名)苦痛
 a苦

admit(動)~を認める
 ad認

assassinate(動)~を暗殺する
assa死ねte

civil(形)市民の
市vil

concise(形)簡潔な
簡cise

cultivate(動)~を耕す
 刈る地vate

decease(動)死亡する
 de死ase

guise(名)外観、見せかけ
外se

immigrant(名)移民
 移民grant

impression(名)印象
 印pre象on
mare(名)雌馬
 雌re

maze(名)迷路
迷ze

permit(動)許可する
 per認

poultry(名)家禽(あひる・鶏など)
 poul鳥

mourn(動)(死者を)悼む
 喪urn

nest(名)巣
 ne巣t

notion(名)考え
脳tion

overwhelming(形)圧倒的な
 over上lming

revenue(名)歳入
 reve入

superior(形)優れた
 秀perior


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漢字のパーツは別の文字

2006-04-10 | 〈超〉暗記法のススメ
漢字があるからこそ覚え易い。          

  マイナスイメージを吹き飛ばせ 

 世界史の勉強と比較して、漢字が多いために日本史の勉強は難しいという生徒は少なくありません。実際にそうであろうとなかろうと、そう思い込んでいる生徒にとってそのことは事実なのです。マイナスイメージは記憶の大敵です。人名が覚えられない、私は記憶力が悪いのだと言う女の子たちも、ジャニーズのメンバーに関してなら、名前どころか生年月日をはじめとする詳細なデータを記憶しています。英単語が覚えられないと嘆く男子の子も好きなロックバンドの曲名なら英語で言えるし、歌も歌うことができるでしょう。悪いどころか抜群の記憶力です。対象に対するイメージが違うだけなのです。マイナスイメージがないのです。

  漢字の中の別の文字 

 否定的なイメージを一挙に肯定的なものにするためには、ドラスティックな方法が必要です。私は「本居宣長」が『古事記伝』を著したという事実を教えたあとで、「「本居」の〈居〉という漢字をよく見て下さい。その中には『古事記伝』の〈古〉があるでしょう」というコメントを付け加える。あるいは、「岩宿遺跡」が「旧石器時代」の遺跡であることを覚えさせる際には、「岩宿」の〈宿〉という字の下半分に〈旧〉の字が隠れていることを伝えます。あるいは日中戦争の発端となった「盧溝橋事件」の〈盧〉という漢字の中は〈七〉という字を含んでいることに気づけば、盧溝橋事件が勃発した1937年を容易に覚えることができます。しかもそれは7月7日のことなのです。こういう風に暗記法として漢字を利用することで、漢字に対するマイナスイメージを払拭することができるだけでなく、難しいと考えていた漢字がありがたく思えてくるから不思議なものです。ついでに、翌年制定された「国家総動員法」の〈総〉の中にも1938年の〈八〉があるではないですか。

  集中力も格段に増す 

 偏や旁など、さまざまなパーツから成り立っている漢字は暗記の大きな武器なのです。漢字にしっかりと着目することで、記憶すべき対象を掘り下げることになり、機械的に勉強するのにくらべて集中力も格段に増すのです。






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メロディーにのせて

2005-12-12 | 〈超〉暗記法のススメ
―社運を賭けた企業も用いる魔法の効果―

 歌手の人たちはどうしてあんなに多くの歌詞を覚えていられるんだろう。持ち歌は言うまでもなく、コンサートなどで披露するカバー曲も含めれば、並みの歌い手でさえそのレパートリーは100曲を下ることはないだろう。
 その秘密はメロディーにある。
 覚える対象がメロディーのない、ただの詩なんかだったらああはいかない。100も200もの散文を丸暗記することなど不可能である。
 記憶すべき対象をメロディーにのせて歌うことによって、声に出す効果と、聴覚への刺激がある。また、メロディーにのるからにはゴロがいいわけで、ゴロ合わせの効能もあるのだ。したがって、メロディーとなった情報は長期記憶として格段に定着しやすいのだ。
 テレビでは商品名やその効能がメロディーにのせて宣伝されている。CM枠という、ほんの短い時間で視聴者に覚えてもらうことのできる方法として、社運を賭けた企業でさえ最も大きな記憶効果をメロディー化に見出しているのだ。
 縄文時代に始まって、弥生・古墳・飛鳥・奈良・平安・鎌倉・南北朝・室町・戦国・安土桃山・江戸・明治・大正・昭和そして平成という日本史の時代区分を「もしもし亀よ」のメロディーに乗せて「キュウジョウヤヨイ、コフ(ン)アスカ~、ナラヘイカマクラナンボクチョウ。ムロセンアヅチィエドメイジ~、タイショウショウワにヘイセイです」と歌ってみよう。即座に日本史の流れがつかめるはずだ。

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”知ってるもの”に結びつける!

2005-10-29 | 〈超〉暗記法のススメ
 「ドイツの形を思い出して下さい」と言われて即座に思い出せる人はそう多くはないだろう。それではイタリアの形はどうだろう。はるかに多くの人が思い出せるはずだ。これは、イタリアの形が長靴の形によく似ているため、両者のイメージが結び付けられやすいためである。
 新しい情報は、既にある知識に結びつけて覚えることで確固たる記憶となる。
 心理学でイカリを下ろすことを意味するアンカリングとよばれるこの手法を積極的に用いれば、記憶の効果はより大きなものになるだろう。
 例えば、惑星運行の法則を発見したのはドイツの天文学者であったケプラーだということを覚える場合、「惑星」を意味するプラネット(planet)をイメージの橋渡しとすることによって、
 「惑星」→「プラネット」→「ケプラー」という記憶の回路ができあがる。覚えることは思い出すことなのであるから、この手法は実際に用いてみると、想像以上の効果に気づくことだろう。
 また、記憶の橋渡しとして用いられた「プラネット」という英単語も忘れなくなり、一石二鳥である。
 さらに、知識の量が増えれば増えるほど、結び付けるために必要な橋渡しの言葉やイメージが増えるため、アンカリングを働かせやすくなる。
 積極的に古い知識を呼び覚ますことによって、復習も兼ねることができるわけである。
 すなわち、未知の事柄を知っていることに結びつけて覚えることは、知識の量が増えれば増えるほど新しい記憶を獲得しやすくなる魔法の心掛けなのである。
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「覚えられない」は本当か

2005-08-06 | 〈超〉暗記法のススメ
 例えば英単語の意味を問われて答えられないとき、諸君は「忘れた」などと答えるだろう。
 そして正解を聞いて、「あぁそうだった。そういう意味だったなぁ」と言う。
 覚えてるじゃないか。
「そういう意味だった」と言えるということは、忘れてなどいないではないか。それは「思い出せなかった」だけなのだ。
 見たもの・聞いたことは、潜在的にはすべて記憶の中にあるという。「忘れた」とは、つまり、「思い出せない」状態なのである。
 このことを理解せずに勉強をすすめることは、サッカーの試合に向けて野球のバットを素振りするがごとき行為である。効果はない。
「覚える」ことと「思い出す」ことはまったく別物である。
「思い出す」ために必要なのは、覚える際に、思い出しやすいよう情報を加工した上でその情報を脳にインプットすることだ。
 
 覚えられない、記憶力が悪いと考えている状態は、単に覚え方が悪いだけである。
 逆に言えば、覚え方に工夫を施せば、記憶力は格段に向上する。驚異的にと表現しても過言ではないだろう。

 記憶の技術とは、修行を積まなければできないような難行や苦行ではない。立ち位置をほんの少し変えるだけで大きく視野が開けるように、ほんの少しだけ視点を変化させることによって大きな効果があらわれる、そんな取り組みなのである。
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