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アウグスティヌス、『神の国』を著す

2009-03-08 | 『世界史ゴロ覚え(文化史編)』
 ベック式!「マニ教告白 神仰ぐ。
 マニ教 教父 『告白録』 『神の国』 アウグスティヌス

 北アフリカのヌミディアに生まれ、ヒッポの司教となったアウグスティヌスは、マニ教に傾いたが、アンブロウシスによる感化のもと、キリスト教に回心して『告白録』を著した。
 古代キリスト教会最大の教父となったアウグスティヌスは『神の国』を著し、ゲルマン人のローマ侵攻はキリスト教公認に対する神々の罰だとの見解に反論、教会の権威を確立し、中世スコラ哲学への道を開いた。

暗記のポイント マニ教から回心したアウグスティヌスは『神の国』を著した。

□ アウグスティヌス 古代キリスト教最大の教父。北アフリカの生まれ。マニ教に傾いたが、アンブロウシスによる感化のもと、386年キリスト教に回心。396年、アフリカのヒッポの司教となった。主著に『神の国』・『告白録』

□ 『告白録』アウグスティヌスの信仰的自伝。キリスト教信仰を持つまでを描く。

□ 『神の国(De Civitate Dei)』 アウグスティヌスの主著。410年、アラリック率いる西ゴート族がローマを荒掠した事件に関して、異教徒たちがその責めをキリスト教に帰したのに対し、歴史哲学的立場からなされたキリスト教弁証論。キリスト教歴史哲学の古典となった。

〈マニ教〉 アウグスティヌスがもとマニ教に傾いていたことはよく出題さ
れる。マニ教はゾロアスター教・キリスト教・仏教を融合し、禁欲、偶像
崇拝を禁止した。
                                Aurelius Augustinus

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