Mr.Dashのぶろぐ館

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2021年2月23日(火) [和気アルプス]白岩様直登ルートと、ダンガメ稜を歩く!

2021年02月24日 | 山登りの記録
■メイン写真
ダンガメ(団亀=すっぽん)稜から見た白岩様(奥)とチンネ・スラブの尾根(手前)


■今回のコース
和気中学校裏→ダンガメ分岐→(直登ルート)→白岩様→菖蒲池→剣峰→神ノ上山→M2道標→
(ダンガメ稜)→ダンガメ分岐→和気中学校裏


今年も岡山県和気町にあるご当地ミニアルプス・和気アルプスを歩いたきた。
今回はチンネ・スラブルートを登るつもりだったが、取付きで分岐を見落してしまうと
いう失態で、結果的に白岩様への直登ルートを登った。
これがケガの功名で、この岩壁は緊張感と達成感を味わえる非常に面白いルートだった。



和気中学校裏から入山する。



白岩様が威圧感たっぷりに現れる。



急峻な岩場だが、ホールド、スタンスは豊富で、滑りにくい岩質だ。



やがて黒々としたフェースが行く手を遮るが、左端の灌木帯との境目を狙うと
意外にたやすく登れる。



白岩様を巻くように高度を稼いできた。迫力ある登りだ。



白岩様から和気の町並みを鳥瞰する。



岩場はなくなり、秋は立入禁止の松茸山となる雑木林に入る。
金剛寺跡の古い石垣を見ながら緩やかに山頂へと詰めていく。



この日はまず剣峰に寄り道。ここも絶景ポイントである。
和気アルプスには、剣、槍、涸沢など、どこぞの高い山を想起させるピーク名が多い。



山名表示板は、プラ製のイノシシ型。
このエリアの登山道開拓に尽力されているF氏が亥年生まれであることから
このカタチになっているらしい。



折り返して和気アルプス最高峰の神ノ上山に到着。
天気が良ければ南は小豆島、北は那岐山も見える。



山頂に泳ぐ鯉のぼりも、実は和気町にゆかりが深い。
和気町に本社を置く「徳永こいのぼり」は、生産数日本一を誇る鯉のぼりのメーカーだ。
創業者の徳永春穂氏は著名な日本画家。
また、Wikipediaでは「徳永こいのぼり」は、「コンビニなどで販売される
ミニこいのぼりは95%のシェア」をもつという。



神ノ上山のから見た北側の展望。わずかに黄砂でかすんでいる。
向こうの三角形のピークは妙見山。左奥の赤い屋根の建物は、三保高原のスポーツ&リゾート内
にある宿泊施設「高原の宿ロマンツェ」で、隣には13品種のリンゴが食べ放題の
「佐伯観光りんご園」があるという。



下山は別ルートから、金剛寺の奥のほうを回り込み、ダンガメ稜をとる。
こちらにも古い石垣が残るが、ずいぶん大規模な寺だったようだ。
金剛寺の山号は神上山で、山岳仏教の寺だったが、室町時代には廃寺となったようだ。
遺構から備前焼、陶器、瓦が出土したという。
また、金剛寺にあった鐘は、岡山市東区の徳王寺に移され、1582年、羽柴秀吉による
備中高松城水攻めのときに、陣鐘として使用された。現在は岡山市北区の妙覚寺に
「六遷の鐘」として現存しているらしい。ふーん。

トラロープとテープに導かれ、のどかな雑木林を進むと、やがて再び岩稜に出る。



右手に白岩様が見える。よくよく見ると、クライマーが登攀中だった。面白そう。



下山路のダンガメ稜は、細かい転石が多いので、足元を掬われないように慎重に下る。



岩稜の一番下に、ダンガメ岩がある。見かけよりはたやすく下れる。

もとの登山口に戻り、クルマを日生に回送。



「福来(ふくろう)」さんで、アツアツのカキオコに舌鼓。うん、満足。



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