東京タワーと芝公園

2015年06月04日 | 東京のお散歩
昭和三十三(1958)年に竣工した自立式電波塔、東京タワー。
放送電波送信所としての主役の座は、スカイツリーに譲ったものの
東京のシンボルとしては、今でも主役級の施設です。

(東京タワー)

元々は飯倉御厨と呼ばれる伊勢神宮荘園で、江戸時代に増上寺が移転してくると
その寺領となります。
芝公園内には古墳があることから、有史以前の古代から
この地は宗教的な場所であったようです。

(増上寺と東京タワー)

明治時代に、寺領の一部が芝公園として開園し、1号地から25号地に区画分けされました。
東京タワーは、その中の20号地に建てられました。

(港区立芝公園)

(赤羽橋からの東京タワー)

(都立芝公園からの東京タワー)

20号地は、紅葉山と呼ばれていた場所で、東京タワーは、その高台の上に建っています。
麓には「もみじ谷」と呼ばれ、「もみじの滝」という、人工水源による滝が落ちています。

(もみじの滝)

滝周辺をよく観察すると、今でも少ないながらも湧水があり
東京タワーの隠れた絶景にもなっています。

(もみじ谷の崖とタワー脚部)
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