THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

第15回 輝け!オヤジの星 KRAPS HALL VOL,62

2012-01-31 02:02:49 | Live Set List

2012,1,29(sun)

年明け最初のSTAライブです。

この場所はSTA初出演。

札幌の中心に位置していてしかも北海道を代表するプロモーターが経営しているライブハウスなので機材、音響、照明、環境と何から何まで申し分ありません。

通常はプロミュージシャンも数多く出演しているだけあってタイムテーブルも緻密に進行していて安心できます。

到着するメンバー達が皆、雪をどっさりとかぶって入ってきます。

ちょっと外を覗いてみたら物凄い降雪!

しかもSTAのメンバー2人が体調を壊してしまいダウン・・・でもなんとか病院に行って会場入り。

リハはマイク1つ1つをキッカリとチェックして丁寧で

思う存分、演奏に集中できる状態にお膳立てを整えてくれます。

この日は6バンドの出演なのですがほとんどが顔見知りなのをいいことに

楽屋は大盛り上がり。

各メンバー達は自由時間にそれぞれ食事に行ったり(ラバやロニー達)楽器店にお出掛け(ミツや岡ちゃんたち)。

マサは舞台の袖で他のバンドのベーシストの方と楽器比較を楽しみました。

実は彼とは数年前の丘珠ライブ時に同じメーカーのベースを所持していたので意気投合。

でもその日は雨でマサはもうすでに出番を終えて遠い駐車場の車内にベースをしまった後。

それ以降もなかなかタイミングがつかめずにいたのですが、遂にこの日実現にこぎつけ、お互いのベースを見比べ手にしてみたりパーツメーカー、ネックグリップ、ボディ&ヘッドのシェイプ、ウェイト、材質、木目、ポジションマーク、ブリッジ、はては弦高まで・・・と隅々まで穴があくほどに熱く何度も交互に2人はチェックしたのでした(2本並べて写真撮影)。

ちなみに彼はこのメーカーの5弦も所持しているそうです。

またマサはこのホールのスタッフFさんと約20年ぶりに再会。

懐かしいなあ・・・あの頃もライブのイベントでお世話になりました・・・・。

 

さあ、ドカ雪降る中、それでも立地条件の良い有名なホールだけあって早くからお客さん達が見えています。

オヤジバンド大会だけあってどのバンドも往年の大御所ナンバーを披露。

ディープパープル、レインボウ、グレンフライ、ホール&オーツ、ボズ・スキャッグス、レッド・ツェッペリン、エアロスミス、ボンジョヴィ・・・・。

各自趣向を凝らしての大熱演。

いやはや皆、頑張っているねえ。

STAはトリ前の5番目に登場です。

ずらっと10人の男たちがステージ上に並んだだけで壮観!

チューニングしている最中に客席から期待のどよめきが・・・・。

 

***SET LIST***

1、FREE(自由になりたい)・・・CHICAGO

2、~QUESTIONS67&68・・・CHICAGO

3、SPINNING WHEEL・・・BLOOD SWEAT&TEARS

4、~GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE

5、IF YOU LEAVE ME NOW(愛ある別れ)・・・CHICAGO

6、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO

7、~NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)・・・CHICAGO

8、25 OR 6 TO 4(長い夜)・・・CHICAGO

 

***MEMBER***

MASA・・・B CHO PER

RONNIE・・・VO

MITSU・・・TB RECORDER

NOBU・・・G

RAVA・・・PER CHO

KO-CHAN・・・TS

KEN-ICHI・・・TP

OKA-CHAN・・・AS

KEN-SUKE・・・TP

AKKI・・・DR

***CREW***

KENJI・・・VIDEO&PHOTO&DR

 

冒頭にも書きましたが体調を崩している者の他にもリハに間に合わないメンバーもいたためにケンジが15分間ドラムを叩きました。

いつものことながらケンジは八面六臂の大活躍。

会場の後方からステージサイド左右にまでデジカメ片手に走り回っています。

段取りをスタッフと詳細に打ち合わせして、オープニング登場はどうするか、メンバー同士もメドレー部分の流れをどう持っていくか、MCやソロ部分での立ち位置、特にブラス隊のポジションはスタッフとメンバー達で幾つかの案を出し合って決定。

さらに5人の管の並び順もね。

いつものライブなら会場から見渡したイメージで自然にブラス隊がセッティングするのですがこの日は全てにマイクがセットされるので慎重に進めていきます。

管のリーダー格ミツのため特別にモニターも設置。

曲目を見ていただければわかるとおり100%徹頭徹尾ブラスロック1色で固めてみました。

演奏時間もほぼぴったりと収まったとても無駄のないギグ。

ここまで回数をかなしてくるとなんとなく時間の配分が体に染み込んでくるのかな?

でも内容がとてもヘヴィーな曲ばかり目白押しのためにブラス隊はスタミナ温存、ペース配分を強要されます。

しかも2人も具合が悪いメンバーもいるし。

いつも思うんだけど本家のブラスロックバンドって強靭な肉体の持ち主達なのですね。

STAのメンバー達も今ではけっこう余裕が出てきたね、なんて言葉も出てきていますが。

そりゃあ数年前の頃に比べたら雲泥の差でしょ。

1,2曲のメドレー、これは以前のメンツでは絶対に演奏不可能でした(それはどのパートにも言えること)。

1曲だけでもへばっていたのでは?

シカゴの次には最後までまとめに戸惑ったBS&Tですよ。

各メンバーに声援の声が飛び交う中、ミツ最大の見せ場ソング。

トロンボーンソロはジャズミュージシャン、ミツの独壇場(ここ本当はルー・ソロフのところ)。

リコーダーソロもおなじみのフレーズで綺麗にまとめて拍手をいっぱいもらったね。

ロニーもド迫力ヴォイスを披露しつつもギターソロやブラス隊が前面に出て吹き荒れる時はさりげなく舞台の袖にひいて見せ場を分け合います。

ケンスケが言っていたけど、曲を紹介する度、「OOOH!!」と言ったりイントロから踊ったりという観客があちこちに見受けられました(ケンスケもステージの他のメンバーの動きや観客の様子を最近は冷静に見つめているね)。

ミツによると観客席の明るさがちょうど良く暗すぎず明るすぎずなのでとてもリラックスできるとのこと。

確かにそれ言えたね。

ラバの話だと今回オカチャンはスリムになった分だけ身が軽くなったのかマサに負けないくらいに軽快な乗りを醸し出していたとか。

シカゴ&EWFのDVDを見て研究した甲斐があったね!

ブラスロック御三家のナンバーをこなしたらもう後半戦です。

次はSTA唯一のバラード、ほぼ1年半ぶりの演奏となる(今のメンバーの半分は初演奏)シカゴの代表曲。

作者でもある元シカゴのメンバー、ピーター・セテラの来日公演が前日の名古屋で終了。

そのライブでも歌われた曲です、と紹介したらあちこちから「うんうん・・」というリアクションが帰ってくるんだよね。

どのお客様もよくわかっていらっしゃるご様子なのでMCもやりがいがあります。

もっと解説してうんちく語りたいんだけどちょっと制約があるのでここはぐっと我慢してイントロへ。

ずっとハードな曲が続いていたのでしっとりとした展開にメンバーたちも少し緊張気味にプレイ。

それでも一音一音をじっくりと大切に紡ぎ出したつもりなんだけどなあ・・・。

メンバー達は年末年始をこの曲に相当集中して個人個人で特訓したんでしょ。

全8曲中6曲がシカゴで占めています。

特にラストまでの4曲は全てシカゴ!

おなじみのリフが飛び出すと驚きと喜びで皆の顔がキラキラしているのがよく見えます。

そうだろ、そうだろ!この曲、当時、ガンガンに受けていたもんね!!と話しかけたくなっちゃうよ。

そしてラストコールからおなじみの金字塔へ。

ノブも渾身の力を込めて弦をこれでもかというくらいに引っ掻き回す。

マサもモニターに片足を乗せてアッピール(本当はこういうことしちゃあいけないんだよ!)。

ラバはニューへアを購入(!?)して雄叫びグルーヴ。

本当はヒゲも買ってきたんだけど汗でうまく装着できずに断念(ご苦労さん)。

イーヤンは曲の途中でハイハットアタッチメントがそのパワーで緩んでしまい下に落ちてしまった途端に左手でその部分をガッと押さえ込んでドラミングを右手1本で続行したとラヴァから貴重な証言を得ました。

全く気がつかなかった・・・。

普通のアマチュアドラマーなら即パニックになってリズムが狂うか、ドラミング停止か最悪の場合は演奏ストップです。

マサもノブのギターソロで絡みに行ってベースを持ち上げたりのけぞったりしていたらストラップに装着していたワイヤレストランスミッターとシールドの差し込み部分が抜けかけてしまい音が途切れて一瞬「あらら・・・」(この部分はシールドのたるみに余裕を持たせてガムテープで固定してるのにも関わらず)でも、すかさずノブが重低音のサウンドでそこをカバー(ミツ談)。

事なきを得てエンディングでは思いっきり引っ張ってジャンプ「ダ~~ン!!!」

ブラスの迫力、伝説のスタンダードを聞いた感激で喜ぶ人々から握手を求められました。

 

打ち上げはミツごひいきのススキノ居酒屋で「乾杯!」(体調不良の2名は帰宅)。

ここのマスターもパーカッションのベテランだそうです。

ライブのこと、今後のSTAのこと、結成から今に至るまでの笑い話や笑えない話など・・・大いに語り合いました。

そういえばケンスケが2月に「東京事変」のカヴァーバンドライブでベースを担当するとかでマサはセッテイングのことで相談を受けちゃった。

ケンイチも成長著しいし、こりゃあ今年もワクワクすることいっぱい起こりそうです。

ラヴァがタクシーをひろって機材を積んでいたらなんとその運転手さんはミツの知人!。

なんでも北海道では有名なサックス奏者だそうです。

本当に北海道には数多くの音楽家がひしめいているね。

ところでクラップスホールにマフラーと機材を忘れてきた人はだあれ???

special thanks to・・・luchu&masumi&teiko&nao-cat&noranekodo&takashi&modan・time&spector&f-king&en-chan&kame-chan&yone&shige&MR,F&MR,K&henohenomoheji&chica&hiko-ichi&daichanzu&ido-chan&kasumi!!!!

 

 

コメント (2)
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