うだるような残暑も一段落、Tシャツ姿だけでは風邪をひきそう。
トレーナーにパーカーを着込んでのスタジオ入りです。
今回は特別任務をになってスタジオはもとより駐車場、ロビーをSTA貸切状態です。
よってメンバー達も思う存分に羽を伸ばして超リラックス。
先月、夕張ではファンキーソウル&ブラスロックのミックスマッチ・ライブをお送りいたしましたが今月は久しぶりに地元・札幌に舞い戻って2012シカゴ・ジャパンツアー記念ライブイベントと洒落込みたいと思います(シカゴは今回、札幌に来ないけど・・・)。
そして1年以上前から地道にこつこつとリハーサルを繰り返していたあの曲も遂に日の目を見そうです。
メンバーの誰もが愛してやまないじゃじゃ馬ナンバー。
ミツはこの曲をプレイするためにSTAに加入したといっても過言ではないでしょう。(実際に本人もそう言っているし)
今まではその時に集まったメンバー達でじっくりと演奏してきたのですがこの度マサが「やるよ!がっつりと!!」宣言。
ノブとも以前から話し合ってきて「本腰を入れるためにもライブ公開に踏み切ったほうが良い」との結論に達しました。
当初思い描いていたヴァージョンは断念して通しで流してみると透けて見えてくるあちこちの弱点。
そこのところは各メンバーがフォローし合って練り上げていきます。
ミツはもちろんのこと、シンの加入、タツを迎え入れての絶好のタイミング。
トロンボーンとトランペットソロが鳥肌が立つほどに美しく感動的。
シンもオルガン&ピアノにとサウンドチェンジをしつつも渋く全体を包み込みます。
ぐっと完成度が増してきたけどまだまだあちこちにラフな部分が見受けられます。少しでも気を抜くとすぐにほころびが発覚するし。
忠実にオリジナルを再現してくれるミツ、タツ、シンの生真面目さと曲に対する愛情には敬服いたします。。
スローテンポのバックに絡むベースラインが「かっこいい!」とシン。
ギターソロに突入する際のノブによるエフェクター効果がしびれる!!とマサ&ミツ。
歪み系とディレイによる効果音。マサは欲張り調子に乗って「フィードバックも出してよ(^^♪」
まあそれはギター一人しかいないので無理なのですが。(ミツからフィードバックに対する質問が)
ミツ&タツは「よくこんな複雑な曲、覚えて演奏するね」
マサはマサで「ぱっと譜面見てよく演奏できるね」
両方こなせるのが一番の理想なのでしょう。
シンも「聞いている時にはイカした曲だなあ、と思っていたけどスコアに起こしてみたらなんじゃこりゃあ!!??とびっくり」
それは言えてる、転調、変拍子、ころころと表情をかえるリズム、テクニカルなソロパート、難解なリフ・・・・と最後まで油断大敵。
4回目のトライを希望したマサにミツからストップがかかりほかの曲に取り掛かりました。
と、ここでケンジからの指摘でマサの決定した曲目に誤りがあるのを発見。
でもミツは「それもありだよね」
そこで1分のファンファーレをミツ&タツが吹いたんだけどこれがぴったりと息の合ったとこを見せつけられたものだから周囲は色めきだってしまいました。
呼吸のタイミング、抑揚のつけ方、感情移入。
ただオタマジャクシを追うだけではダメなんだよね、さすがです。
休憩中の談話内容~~~
タツは先日、ビル・チェイス・モデルのマウスピースを購入。
トランペッターってマウスピースを沢山コレクションしているようでご多分に漏れずタツも20本(!!)ほど所持しているそうです。
そういえばタツはスタジオにトランペットを3本持ち込んできて曲ごとに試行錯誤。
さらにはマウスピースも付け替えていました。
妥協なき探究心。
マサ&ノブはお互いに最近購入したCD「ブロー・アップ!ブラスロックの全て」の話題でもちきり。
シカゴは収録されていないけどマニアでも唸ってしまうようなバンドや楽曲に大満足。
音質に不満を感じているノブですがこのコンピレーションからピックアップしたいくつかのバンドが続々と完全限定紙ジャケット発売されています。
ノブはBS&Tの中、後期、マサはドリームス、エレクトリック・フラッグ、そして二人が意見一致したのはアイズオブマーチのCD発売!!
こういうことを熱く語っているのをほかのメンバー達がニコニコと聞いています。
ああ、幸せ。
2012年のSTAスケジュールも埋まったことだし、新たな布陣固まりつつあります。
ワクワクものですね。