暑いね・・・・とにかく暑い。
内地に比べたら北国の暑さなんか・・・・でもやっぱり暑いものは暑い。
夏は海だ、海と言ったらやっぱり今はクドカン・ワールド全開の「あまちゃん」でしょ。
もう今年の流行語大賞は「じぇじぇ」に決まり。
紅白も潮騒のメモリーズ「潮騒のメモリー」,アメ横女学院&GMT47「暦の上ではディセンバー」、ついでに「南部ダイバー」、キョンキョンも出演でしょうね。
というわけでこの暑さを少しでも忘れたいと涼しげなアルバム・ジャケットを探してみるも、やっぱりハードロック系は「炎」やら「メタル」「マッチョ」系が多く、無難に山下達郎、TUBE,サザン・オール・スターズ(祝・再活動!)、高中正義、カラパナ、シャカタク、パブロクルーズ(懐かしい!)がよろしいかと思います。
で、シカゴはといいますと、う~~~ん・・・ありました。
2枚組ベスト・アルバム「THE VERY BEST OF ONLY THE BEGINNING」
ガーデニングに興じて芝生のお手入れ、水道のホースから水漏れ。
もう一枚は「CHICAGO18」
長い夜をセルフカバーしたジェイソン・シェフ初参加作品。
ジャケットはプールの底に沈んだ細かいタイルでデザインされたシカゴ・ロゴ。
これなんかかなり涼しそうです。
こんなプールでゆったりと泳いでみたいものです。
リハーサル・スタジオに現れたメンバー達も皆、薄着で短パン姿。
これなら演奏するにも快適だね。
シゲはスケジュールの都合で欠席のために7人による音だし。
もちろんあかり嬢も参加だよ。
ケンはフルでのドラマーによるプレイ。
14日(日)の小樽ライブ2連発は今回が最終リハーサル。
もうこの際、両方のセット・リストをミックスして器用に行いました。
シンとマサは久しぶりの3管によるブラス・セクション合同での演奏に「やっぱりかっこいいね、迫力あるしこっちまで盛り上がっちゃう」と興奮気味。
もちろんブラス用に3本のマイクもセット済み。
1曲目をミツのみで演奏、途中から合流のあかり嬢を交えて再演、そしてタツが到着したから再再演。
面白いくらいに各パートの役割が聞き取れてなるほどと感心。
ケンの最近の向上ぶりには目を見張るものがあります。
前にも書いたけどやはり数多くのドラマーを一番真近で見聞きしてきた効果が今開花したようでこれは本人も認めるところ。
しかし極端な爆裂変身で皆がビックリしています。
パワーが格段に増したし、素早い高速スティックさばきもさえてきてダニー・セラフィンが降臨しているかのよう。
チャイナシンバルとブームスタンドも追加購入してきてやる気満々。
その勢いで突入した定番曲。
途中から加速スィッチ・オンになり(マサ談)、ターボ全開(ミツ談)状態に。
これはちょっときつかったね(ブラス・サイドの感想)。
ロック的で迫力はとてもあったけどさ(笑)。
合間にあかり嬢がお気に入りの渋いシカゴの曲をマサがベース・リフで開始。
ケンもそれに加わってちょっとお遊び、あかり嬢も喜んでくれました。
何度かエンディングの回数に戸惑っていた曲もばっちりと決まったんだけど、今度はアクセントにズレが出てきたよん、気をつけるべし。
でもずっとなかなか合わなかったイントロと中盤のハードな展開入り口の個所は見事に噛みあうようになりました。
これはシンによるエレクトリック・ピアノの旋律が皆を引っ張ってくれてるんだろうな。
ケンのオカズも余裕がでてきたもんね。
2曲ほど「テンポが遅い」とのことで即座に中断してベストな早さに調整してのこだわり演奏。
あかり嬢はジャズ・フィールドでずっと演奏してきたプレイヤーでして、タクの紹介でSTAというブラス・ロックの世界に興味を示して加入してくれたんだけど今もずっと新鮮にこの刺激的サウンドにはまりまくって楽しんでいるご様子。
後半ではマサのリクエストでシカゴの未だにSTA未発表曲に久々のトライ。
「途中まで試しにちょっと流してみようか」と言いつつも結局はエンディングまで疾走。
やっぱり個人個人で悶々とトレーニングするよりもSTAの皆でがっぷり組んで何度も何度も試行錯誤を繰り返して地道に前進していくのがより健全な音作りでしょうね。
今までにも数多くの難曲、時には「これってSTAではちょっと無理かも?」と思わせた曲でさえも現在では結構淡々とステージでこなしているものがけっこうありますから。
最近、メンバー同志での会話にも出てくるけど「STAの無意識による決してスコア上では表すことのできない呼吸やノリ、カラー」というものをつくずく感じます。
まあこれはどこのバンドにもあることですが、自分たちでもそれを肌で体感するようになってきました。
休憩中や後片づけ中の音楽談義はジャズ色濃厚(フランク・ザッパの名前も出たけど)。
あかり嬢もミツの振ってくるマニアックな曲やミュージシャンに興味津津。
マイルス・ディビス、デューク・エリントン、バディ・リッチ、クィンシー・ジョーンズ、ヘレン・メリル、サミー・ディビスJR、ルイ・ベルソン・・・。
シカゴがロック界代表で参加した1973年のテレビショー「デューク・エリント・ショー(スーパースター大集結)」での話しではマサとケンも加わったよ。
「サミー・ディビスJRのタップダンスとルイ・ベルソンのドラムとの共演は凄かった」
ルイ・ベルソンは当時デューク・エリントン・オーケストラの専属ドラマーでツー・バス・ドラムの先駆者(教則ビデオもあります)。
この時にシカゴが演奏した「ジャンプ・フォー・ジョイ」はもちろんケン&マサ入手。でも全くアレンジが違うのでビックリ。
あのシカゴの演奏は何十回見ても飽きることのない鳥肌物の名演だと思います(祈・CD化)。